長年に渡り活動するエクスペリメンタル・グループ【Radian】のソリッドで生々しくも神々しいアルバム。
2016.12.03 10:09
オーストリア・ウィーンの実験音響音楽を代表するトリオバンドRadian。
これまでにThrill Jockeyから3枚のアルバムをリリースしており、本作は2009年の「Chimeric」以来、オリジナルアルバムとしては7年振りの作品。
ギター、ドラム、ベース、エレクトロニクスを組み合わせ、ノイズと静寂が規則的/不規則的に交錯するサウンドは彼らだけのオリジナリティを更に飛躍させる内容に。
レーベルThrill Jockeyは
「極端な並列が存在している。光と暗闇、音楽的なタームで言えば、サウンド(物音)と静寂、音色の鮮やかさと不明瞭さ、というコントラスト(正反対のもの)がある」
と表現するこの作品。
聴くたびに驚きを発見するような細部まで構築されながらも大胆さが共存する濃い内容になっています。
日本のバンドもRadianに大きく影響を受けるバンドが多いのも納得。
ゲストには、ソニック・ユースやジム・オルークとの共演で日本でも人気の高いスウェーデン出身のサックス奏者マッツ・グスタフソンが参加。
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