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消臭調査+作業 ケース1

2021.04.29 08:45

猫専用だった部屋を書斎にするので消臭作業+リフォーム!


サービス各種調査 > 消臭調査 ケース1



ヒアリング: 依頼の背景と内容


2005年、消臭作業の依頼を受けました。

多頭飼いの猫部屋、一時期は4匹と犬1匹の大家族です。

しかし、今は猫1匹と犬(ミルキーちゃん)1匹になってしまった。

そのため今までの猫部屋を居住者が使う書斎として使用するため、リフォーム&消臭作業をご希望。


自宅の改装なので、低予算の中で出来る限りの消臭作業をご依頼い。

臭いの原因は壁や床の表面だけでなく、その裏の建材にしみ込んでいることがほとんどです。

依頼者の了解を経て、部分的なリフォームを前提に臭いの原因を調査することから始めます。





消臭作業+リフォームの施工手順

初期調査 → 初期施工と調査 → 中間施工(1~数回)と調査 → 仕上施工+ キッチン・風呂・トイレクリーニング

*施工会社ベスト株式会社

今回のご依頼は、消臭作業 + リフォーム+水廻り(キッチン・風呂・トイレ)クリーニングというオーダーメイドメニューでした。




初期施工と調査および消臭作業


クローゼット扉付近から強烈な臭い!部分リフォームを前提に調査



レールを外すとその下にオシッコ痕が…床板にも浸み込み、反りが発生



フローリングの下にも、浸み込んでいるようなので、さらに調査します



クロゼットのレール下の板は、経年の猫のオシッコで弱くボロボロに



被害は床だけでなく壁面にまで!臭いの元は壁の中にあります。



壁紙の下のボードごと剥がすと、その裏にシミが!ひどい臭いです。



フローリング下の合板にも怪しいシミと臭いが。張り替えのため撤去!



作業としては、殺菌後に消臭作業。強力消臭剤は当社オリジナルです




中間施工(1~数回)と調査


約1週間後、どの程度消臭されたか再度調査に伺います。臭いは頑固



床土台の隙間の臭いもチェック。躯体まで臭いが浸みていると大変



下地に使用される木材は、水分や臭いが浸みこみやすい性質。



経年中に建材に染込んだ臭いを、消臭するため消臭剤も浸透させる



依頼者が1番気にしていた臭いポイントは特に消臭剤を浸み込ませる



壁面の骨組みとなる木材にも、消臭剤を丁寧にしみ込ませていきます



リフォーム仕上げの為、壁紙や床材を依頼者と決めていきます。



作業を見に来る「ミルキー」ちゃん。臭いについては敏感です。




仕上げ施工


消臭作業も落ち着いたところで仕上施工に入ります。古い壁紙を剥し



床下地の合板を貼り、その上に新しいフローリングを施工していきます



クロゼット枠を支える壁面内部の木枠は臭いが残ったため部分的に…



問題となっていた木枠部分のみを新品リフォーム。壁面内部の被害大



被害のあった部分のみ壁の下地からリフォーム。壁紙は全体張り替え



クロゼットレールや枠を取り付けます。一部は猫オシッコで腐食の痕が



床の下地とフローリングは新品にリフォーム。壁下地は部分的に新品



壁全体的に張り替えたので、床も壁も新しく、臭いも消えて快適空間




ペットと暮らすことはとても幸せなことです。

しかし、住まいはペットと暮らすことを考えて作られていません。

それは、ペットと暮らすためのメンテナンスを熟知した専門家が、いないとも言えます。

きっと、私が日本初?の専門家なのかもしれません。


ペットと暮らすための家は、メンテナンスも考えて「掃除がラクな家」が、居住者にも家にもペットにも、快適で長く使い続けることができるのではないでしょうか?