経営者になるって難しい?会社設立にハードルを感じるなら、不安を言語化することからはじめよう。経営者になるまえに知っておきたい心得とは〜女性経営者・リーダーへのステップ〜
こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。
働き方の選択肢が広がり、個人で仕事をする人やスモールビジネスを始める人も増えていますが、「経営者になる」ことに対してハードルや不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
私は会社員をしながら、複業という形で会社を設立し経営者になりました。いわゆる複業起業ですね。私のような会社員×複業という複業社長・複業経営者のローモデルはまだ少ないですよね。
私の場合、いろんな方々のご支援やご指導のおかげで経営者になることができましたが、「経営者になる」という選択肢はみなさんにも遠い世界ではないことを、たくさんの方に知っていただきたいと思っています。
経営者を目指している方や、フリーランスや複業など個人のお仕事をしている方に、経営者になる前の心がまえについてお伝えします。
経営者になることへの不安があるときは、不安を客観的に言語化しよう
私は4年ほど複業で携わっていたPRプランナー・PRライターを軸として、2020年に会社設立に至りました。でも、はじめから経営者を目指していたわけではなかったんです。
ただ、複業で個人のお仕事をすでにしていたため、経営者視点をもつことを意識していましたし、そのときの行動が経営者になる準備にもなっていました。
・自分の興味関心や価値観を言語化する
・先輩や経験者の方からアドバイスをいただける関係性を築く
・SNSなどで自分の活動や考えを発信する
私の場合、誰かに相談する際は、自分よりも1歩先を進んでいる人に相談するようにしています。経験しているからこそのヒントをいただけるから。
また起業前から、自分のやっていることをSNSで発信していました。コツコツと発信を行うことで、自分の活動を知ってもらうきっかけになり、後々の仕事にもつながる可能性もあるんです。
私は未経験の分野で複業をはじめてから4年ほどで会社設立しました。もともと複業で所属していた会社から事業譲渡していただくという、ありがたい形でした。
それでも、会社設立が決まったとき、不安がゼロだったわけではありません。みなさんは「経営者になる」ことに対してどんな不安がありますか。
会社設立に限ったことではないですが、まずは漠然とした不安を具体的に細かく言語化し、客観的に理解することからはじめましょう。
たとえば、費用に関することが不安の種だと理解できれば、実際にどれくらいのお金が必要なのかを調べることで対策がわかってきますよね。
不安要素に対して何をすべきなのか、誰に相談したら解決できるのか、進む方向が見えてきますよ。
経営者に向いている人の正解はない。考え方や行動は経営者になってからも磨かれる
経営者といえば、「自分の個性を発揮して、従業員をグイグイ引っぱっていくカリスマ社長」のような人だとイメージする方も少なくないかもしれません。会社の規模を大きくすることや、資金調達を増やすことを目標として経営されている方もいらっしゃいます。
とはいえ、必ずしも経営者がみんなパワフルで華やかな人とは限らないですよね。たとえば、私は上記に書いたようなカリスマ社長のタイプではなく、バランスを取りながら冷静に判断し着実に進んでいくタイプです。
いろんな経営者の方々に目を向けて、自分に近いタイプだと思う人を見つけることができると、経営者になる選択をもっと身近に感じることができますよ。私は、経営者の人柄や性格に正解はないと思っています。
実際に経営者としての経験を積み重ねていくことで、自分の考え方・発言・行動などは磨いていくこともできます。なので、「いまの私には無理」と思いこみすぎると、いつまでたっても「今ならできる」日はこないんです。
個人ではなく会社であるからこそ、社会に対して貢献度や提供できる価値が大きくなることもあります。それは会社設立前も頭ではわかっていたことですが、経験してから腑に落ちました。
社会や人への貢献心が強い人は、ぜひ、経営者という選択肢も視野にいれてみることをおすすめします。
経営者になった後も、お仕事や人間関係に誠実に向き合う小さなステップの積み重ねを大切に
会社設立したあとは、事業展開やブランディング、人材育成などなど、会社をどう育てていくかを計画し実行していくことになります。
私が、会社設立前もあとも、変わらず意識しているのが、かかわる人との中長期的な関係づくりです。これは当社の軸でもある「PR」の本質でもあります。
たとえば、会社のホームページにきたお問い合わせには、誠実に対応することや、自分と価値観や進みたい方向性が近いと感じる方のお誘いには、予定を調整してなるべく顔をだすことなど、小さなことでも1つずつ丁寧に対応することを心がけています。
なぜなら、その場ですぐには、貢献できることが見つからないとしても、お互いのフェーズや状況が変わたときに、相談していただける関係につながるからです。
1つ1つのご縁を大切にすることが、長期的な信頼関係の構築につながり、将来的にさまざまな可能性やチャンスになっていきますよ。
会社設立する、経営者になるということは、大きなことに感じるかもしれないですが、日々の小さなステップの積み重ね。手の届かない遠い世界の話ではなく、自分の価値をより広く社会に提供できるチャンスにもなるので、ぜひ選択肢の1つとして考えてみてくださいね。
(執筆:山崎春奈 / 編集協力:PRライター Rina Takuma)
<関連情報>
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・PRライター・PRプランナー人材プロダクション「is Closet」が運営するWebメディア
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