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BA’z LIFE

入院23日目

2021.04.30 21:02

365日

BAの絵手紙🌟歳時記


5月1日


さあ、新しい月ですと

言いたいけれど

夕方聞いてしまった

自分の悪口。


ショック!

からだ全身の毛穴が開く。


ちょうどりおんか、お父さんだったか

電話かかってきたから

渡り廊下にいったん、いきもどる。


ガンガン言ってた

おばさんと

ふたりによくいじめられている

88歳お菓子ボリボリばあさんが

いた。


けしかけるのは

さっとホールのテレビまえに

逃げた 年齢不詳なおばあさんだ



あたしのことですか?

すみません、気づかずに。


ガンガン言ってた

化粧おばあさんに

言った。


えっ!

顔がひきつって

いいえ、息子がね、と

トンチンカンなはなしをして

弁明している。


そこで また

りおんだったか、ダンナだったか

電話かかってきたから

20時まで

渡り廊下で 電話してた。


手術だったみたいで

前の病棟のおじさん士長が

空の手術ベッド押して

渡り廊下渡り、

手伝って〜♪


いいよ〜♪


なんて 笑顔にもなるが

心はブルー。


よくも、まあ

あの年になって

いない人の悪口ばっかり

食べているのか


ま、はなっからそうだったじゃないかと

言い聞かせる。


そん年でそやんことしか

言えんばあさんは

もう、変わらんぜ!

相手にせんでよか!


と、ダンナは

いうけど

出るに出られぬカゴのとり。


日柄1日、この部屋で

意地悪婆さんたちと生活している。



まえの病棟でとなりだっためっちゃやさしい

86歳があたしとは

端と端だけど リハビリ病棟にやってきた。


前の日に

顔をだすと

やっぱり白石さんよね〜


あたしの手を両手でやさしく

握りしめてくれる。


絵手紙ね、

一気に読ませていただきました。

こんなにじっくり観たのは

はじめてでした。


太宰府まで習いに行ってるのが

はーホーッと

感心して

感動しました。


りおんが荷物に入れてくれた

届いたばかりの

絵手紙の月刊誌。


母の日特集だったから

そっと置いてきてた、その話。



わたくし、

すぐに白石さんと思いましてね、

しっかり読みました。

そして、あーた、

あなたの名前があるんじゃないかって

隅々まで

探したのよー。


仏さまみたいな

笑顔になる。



この差はなんなんだ。



ちょうど

おばあちゃん看護士さんも

来てて、話が盛り上がる。


この部屋、ベッド一台あいてるから

白石さんいらっしゃいよ。


そうそう、

移動した日、心配してたんですよと

看護士さん、

もう大丈夫ですか?



いまでも いやです。とっても。


じゃあ、いらっしゃい。

この部屋はね、

こちらが昭和10年、

こちらが昭和7年、

同年代で、

とーってもいい方ばかりなのよ。

いらっしゃい!


そうよ、士長に言ってあげる。



いや、大丈夫です。


どうしてもの時は おねがいします。



リハビリで会うだろうし、

逃げ出すみたいで

いやだった。



互いに

悪口言い合いながら

3人くっていている

婆さんたちを

ながめとこう。