HSPの特性(DOES ダズ)
HSPの人は感受性が強いことが特徴です。
HSPは病気なのかというと、そうではありません。
病気でもなければ障害でもありません。
ただ普通の人よりも傷つきやすく、
物事を深く考え込む傾向が強いと言うことが出来ます。
病気ではないのですが、
その気質がストレスを溜め込んでしまい
うつ状態を引き起こしてしまうこともあります。
HSPの判断基準はチェックリストに該当する数で判断の目安とされる
こともありますが、チェックが多いだけではHSPとはいえないようです。
HSPの人は以下の4つの特性DOES(ダズ)
特性をすべて持ち合わせているようです。
チェックの数が少なくても4つの特性がすべて該当するならHSPともなるよう
なので、大まかな参考としてチェックするといいでしょう。
逆に、DOESが1つでも該当しないならHSPに該当しないそうです。
D:Depth of processing(深い処理ができる)
人に対する感受性が高いので、お世辞はすぐに見抜き、浅い人間関係を好みません。
物事を深く考えるため、行動するまでに時間がかかります。
1を聞いて、10を想像して考えられる思考力を持ち、
調べ物をする際も深く掘り下げることができます。
O:Overstimulated(刺激を受けやすい)
人の大勢集まるような場所が苦手。
大きな音に過剰なほど驚いてしまいます。
友人と過ごす時間が楽しいものの、気疲れしやすく、
家に帰る頃にはどっと疲れが出てしまうことも。
人に言われた些細な一言を、いつまでも気にしてしまうこともあります。
E:Emotional reactivity and high Empathy(感情的に反応しやすい・共感力が高い)
人の気持ちに流されやすく、共感能力が高いのも特徴です。
ニュースや映画なども感情移入しすぎて、
自分のことのように喜んだり悲しんだりします。
また、人が怒られていると自分も怒られているように感じ、
気分が落ち込んだり、傷ついたりすることも。
仕草、目線、声色などにも敏感で、
相手の機嫌や気分、気持ちの変化にすぐ気づくことができます。
S:Sensitivity to subtleties(些細な刺激に対する感受性)
冷蔵庫などの電化製品の音や時計の秒針の音など、
些細な生活音が気になってしまう。
人の体臭や口臭、
タバコ臭などに対して、
すぐに気分が悪くなる。
肌着のタグやチクチクする素材が気になる、など。
あらゆる感覚が鋭いため、
集中したい時に気が散って集中できなくなることがあります。