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医療的ケア・吸引☆~吸引を始めた時期のこと~

2016.12.04 11:00

カナは医療的ケア児です。

医療的ケアは何種類かありますが、カナの場合吸引や胃ろうからの栄養注入です。


生後すぐ低酸素性脳症でNICUに約2か月間入院し、退院後しばらくして生後4か月の頃に点頭てんかんを発症し即入院。1歳になる前にやっと退院しました。

その間、吸引や栄養など医療的なことは一切していませんでした。

退院してからも、吸引などすることもなくお口からミルクをのみ離乳食を食べていました。



ある日看護師の友人が一緒にいたとき、

カナ(5歳頃)が発作中に唾液を飲むことが出来ず、発作後に喉がゴロゴロしていたため

心配そうに「カナちゃん、苦しそう」と言いました。


ここ大事。

あえて「吸引した方が!」と言うのではなく「苦しそう。。。」と言ってくれた。


その一言で、

「この子、吸引したほうがいいんだ」

と初めて思ったのです。

気づかせてくれたんですよね、私自身に。


看護師としての私ではなく、母としてでしかカナを見てなくて

すっかりその状況に慣れてしまっていて、「当たり前の生活」「当たり前のカナ」としてしか見ていなかったのだと思います。


ずーーーっとそばにいて毎日毎日一緒に過ごしているためか、

変調を見過ごし鈍くなってしまった私。。。


友人のおかげで、鈍ちんな私はなんとか

小学校に上がる前には、吸引器を用意して

必要な時に吸引をするようになりました。


小さい頃は必要なくても、身体が大きくなるといろんな合併症が出てきます。

特に、呼吸器の問題は誰にでも起こることかもしれません。


『年齢を重ねる=首の骨も大きくなり首が長くなる=飲み込む時誤嚥しやすくなる』

ということを言われています。


少しでも喉のゴロゴロが気になったら。

人から「痰が苦しそうだね?」と言われたら。(←これ、私か^_^;)

吸引器も必要だと、覚悟を決めて=^_^=

カナのバギー。

吸引器台も作ってもらって、いつでも吸引できるようにセッティングしてます。

もう、6年間もお世話になってます。

このバギーも、そろそろ卒業です。


そういえば。

この車椅子を使う前のバギー。

まさか吸引器を常備することになるとは想像してなくて、

ついつい吸引器台がつかないタイプにしてしまってました。

苦労して(←義肢さんが)、吸引器箱を作ってセッティングしてました。

(予測してなかった母の失敗の一つです)


次の新しい車椅子は、どんなのになるかな~~

もちろん吸引器台は当然つけますっ^^