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ドイツ・オーストリア専門料理人山口雅鷹公式HP 『酔いどれガルテン』

Spargel mit Sauce Hollandaise

2021.05.03 13:02

『シュパーゲルってどんな味?』

ドイツ春の風物詩、シュパーゲル(ホワイトアスパラ)


シュパーゲルの料理はたくさんありますが、

繊細な味わいを最大限に生かす調理法は、


茹で上げたものに、フワフワのオランデーズソースをかける事です


写真は北海道産のシュパーゲル

最近の国産物は太さも、味わいもドイツ産と遜色無く、美味!


(ドイツ産は滋味強め、国産はマイルドかな)


シュパーゲルは繊細ゆえ、皮からも出汁を取り香りをより楽しめるようにします


茹ででいる時には、トウモロコシのような甘い香りや、

白樺のような木の香り、フレッシュな瓜のようなニュアンスなど

産地や環境により印象が違います

太さにより茹で時間は異なり、嗜好も出ますが、

硬めよりは柔らかめの方が繊維がほぐれ甘みもよく感じられ

オランデーズソースとの相性も良くなります


生のまま鮮度が落ちると、苦味やエグ味が強く出ます

すぐに食べない場合は茹でて、茹で汁と共に保存しておく事をお勧めします

(同じく春の味覚タケノコに似てます)


産地も大事ですが、鮮度はもっと大切です

オランデーズソースはしっかり泡立てて作る


口の中でシュパーゲルを噛み締めて、

オランデーズのフワフワ柔らかい感じが、咀嚼と共に余韻を長引かせます


春ですね


『シュパーゲルの味は、シュパーゲル!』


私が何言ってるか判らない人は食べに来てね!