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日本の美を求めて (1976年) (講談社学術文庫) pdf無料ダウンロード

2021.03.23 22:36

日本の美を求めて (1976年) (講談社学術文庫)

, 東山 魁夷


日本の美を求めて (1976年) (講談社学術文庫) は 東山 魁夷 によって作成されました 各コピー0で販売されました. Le livre publié par 講談社 (1976). Il contient 119ページ pages et classé dans le genre genre. Ce livre a une bonne réponse du lecteur, il a la cote 3.9 des lecteurs 7. Inscrivez-vous maintenant pour accéder à des milliers de livres disponibles pour téléchargement gratuit. L'inscription était gratuite.

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わたしは日本画には疎いので、東山氏の作品もあまり見てこなかったが、たまたま手にした本書を読んで、著者の<見識>に感心した。とにかく、日本の風土や文化、歴史をとてもたいせつに考えているのである。その象徴的な例は、奈良・唐招提寺の御影堂に「山雲濤声」と題した、ふすま26面の大障壁画を描いたときの思い出語り(「山雲濤声」)から読み取ることができる。昭和46年の半ばに、障壁画揮毫の依頼を受けると、東山氏はまず1年半の歳月(!)をかけ、この寺を開いた鑑真和上の伝記その他の研究と、唐招提寺や奈良の風物の写生に費やしている。そうした作業のなかで、《なにを描くかをきめ》ていったという(64ページ)。そして、島国・日本の代表的な風物は「海」と「山」だと思い定め、その下絵をつくるために、昭和48年の1年間、日本全国をスケッチして歩いている。「海」のためには、青森県から山口県まで日本海側を南下し、「山」のためには主として長野、岐阜、富山の各県を旅している。理想的な「海」は能登で出会うことができた。《沖の方から白い弧線を描いて進んでくる波の列が……波頭を連ねて、寄せて来る。……何段かになって渚に届くと、先頭の列が力尽きたかのように足踏みをし、ためらいながら引き返そうとする。その瞬間、白い泡のアラベスクが華やかに浮び上る。……海の色も……青でも緑でもなく、日本画の絵の具で言う錆群緑【さびぐんろく】のような落ち着いた感じである》(65〜6ページ)「山」は飛騨路。《道は曲りくねって峠へと登っている。谿を挟んで遠近の峰が瞬く間に現れ、消え去る。山肌を這い上る雲烟による千変万化の姿と、近景の樹葉の濃淡の彩り。幽幻な景趣に、私は思わず息を呑んだ》(66〜7ページ)その後、本制作に1年半かけ、昭和50年6月に大障壁画は奉納されたというのだ。文字どおり、全身全霊を打ち込んで障壁画に取り組んだ魂魄が伝わってくる一挿話だと思った(障壁画を手軽に見るには、新潮文庫『唐招提寺全障壁画』がある)。本書には、そうした著者の短文が7篇ほど収録されていて、そのどれもが日本の風土への<愛>に貫かれている。ひとつ、二つ、アトランダムに引いておきたい。《山の雲は雲自身の意志によって流れるのではなく、また、波は波自身の意志によってその音を立てているのではない。それは宇宙の根本的なものの動きにより、生命の根源からの導きによってではないでしょうか》(59〜60ページ)《春の芽ばえ、夏の茂り、秋のよそおい、冬の清浄――そうした自然の流転の相【すがた】を眺めて、人間の生と死の宿命を、またその喜びと悲しみを、私ども日本人は、すでに仏教渡来以前からはだに感じていたのではないでしょうか》(92ページ)引いてみたい文章はまだまだある。再読、三読に堪える好著であることは、まちがいありません。

によって 東山 魁夷

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