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Bangkok Homekeeping

初日にプチホームシック

2016.12.04 15:30



家族の元を離れて生活する際

”ホームシック”というものが付いて回ると思います。

少なくとも、私はそうです。


今日は、そんなホームシックについて書こうと思います。



いざ生活を始めると


・慣れない土地で、新しい生活

これは、日本であっても精神的に疲れる状況ではないでしょうか。

以前一人暮らしをした時、生活のリズムが出来上がるまで

毎日精神的に疲れていたのを覚えています。


・一人の食事

一人で食事をすることは苦ではありませんが、それが毎日続くと猛烈な寂しさを感じるようになりました。

今では、パソコンで動画を見ながら食事をしています。


・土地勘がなく出かけられない

会社・駅・スーパー以外行くところがありません。

実家を出たばかりの大学生のような生活ですね(笑)

どこに何がある・・・というのを全くリサーチしていません。

これに関しては、まずは最寄駅周辺を開拓してからだと思っています。


・時間を持て余す

これは、”土地勘がなく出かけられない”に似てると思います。

休日は、午前中に家事全般を済ませてしまいます。

そのため、午後からの時間を持て余すことになります。

買い物や観光なんかに行けばいいのでしょうが、

なんで『土地勘』がないもので出不精になってしまっています。


主に、この4点が非常に辛かったです。



私は、タイに来る前に半年間ですが一人暮らしを経験しました。

実家から車で2時間程度の距離で、隣の県だったのですが、

非常に寂しかったのを覚えています。

最初は、電車でもすぐに帰れるし「そんなに寂しくないだろう」と構えていました。

ですが、会社以外に人と話すこともなく

仕事もとても忙しく、ただ寝に帰る。という生活を送っていました。

家に帰っても、今日あった出来事を話す相手もいない。

仕事も精神的にも肉体的にも辛く、

朝の5時、始発電車に乗りながら家族が恋しくてホロホロと泣いていました。

仕事は辛かったですが、人が恋しくて帰りたくないと毎日思っていました (笑)


出発までは、少しの寂しさはありましたが、

期待や楽しみという感情が勝っていました。

空港での搭乗手続き後、保安検査場を通るまでに1時間近くかかってしまい

出発ギリギリにダッシュで乗り込む。

なんてハプニングもあったため、感傷に浸る余裕もありませんでした。

無事に到着できるだろうか。入国は不備なくでできるだろうか。

タクシーでボッタクリに合わないだろうか。ホテルは、チェックインできるだろうか・・・

機内で私は、そんな不安に囚われていました。(映画はしっかり楽しみましたが)




タイに到着し、入国を済ませタクシーに乗る・・・

ホテルのチェックインを済ませ部屋に入り、ドアの鍵を閉めた瞬間。



とてつもなく大きな不安が襲ってきました。



あぁ、私は日本に帰れないんだ。

旅行じゃないんだ。

もう、ここに住むんだ。

この街に、私は住めるの?

言葉は何もわからない。

誰を頼ればいいの?


考えたらキリがないほどの不安と焦り、

頭がグルグルして、地に足がついていない浮遊感を感じました。


緊張の糸が切れたから。

オフィスに行って、会社の人と会えば不安な気持ちはなくなる。

最初だから、こんな気持ちになるのは普通なんだ。


頭では理解していても、心が追いつきませんでした。




母親に電話をしようとも思いましたが、

心配させるんじゃないか、これ以上帰りたくなったらどうしようと考え

連絡できませんでした。



そんな時、私は思いっきり泣きました。

ホテルの部屋にこもって、声をあげてボロボロと泣きました。


そのまま、泣き疲れて眠れるだろうと・・・。


案の定、ぐっすり眠れました。

翌朝目は晴れていましたが、心なしかスッキリした気持ちになれてました。


変に感情を押し殺そうとすると、辛いだけなんだ。

感情のままに、泣けば楽になれるんだ。


そのことが分かっただけでも、不安が小さくなりました。



タイに来てまだ2週間弱ですが、

小さなホームシックは何度かありました。

その度に泣いています。


これから、この街に慣れて

仕事も忙しくなるとホームシックなんてならないんじゃないかな?

なんて期待しています。



きっと、定期的に寂しくなると思いますが、

その時は我慢せずに、家族に連絡して思いっきり泣こうと思います!


まさか、到着初日にホームシックになるなんて思ってもいませんでしたけどね(笑)