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夢と現実と。〜砂糖と塩を間違え記念日〜

2021.05.02 16:26

よく寝た。

珍しく二度寝した。

たくさん夢を見た気がする。

一時期は自分が見たい夢を見ることが出来たが、今その能力は無い。

仕事を辞める半年くらい前から、昼休みに静養室の畳にうずくまって、5分から10分昼寝をしていた。

その時は絶対に夢を見た。

とてもはっきりとした夢だった。

毎日違う話の時もあるし、2〜3日続けた話の時もあった。

漠然とではあるが、

「夢の世界を進める事で、現実の歯車を回していけるのだな。」

と実感していた。

それぞれの内容が直接的にリンクしていなくても、夢の時間を彩る事で、現実の物事が稼働していくような、そんな感覚がした。

精神的に参っていたのもあり、軽いトリップ状態だったのかもしれない。

夢や芸術は、今いると脳が信じ込んでいる現実や時間から、心ないし感覚を解き放ってくれる。

そちら側こそ、本来在るべき世界なのかもしれない。

菩薩がよく、

「この世は、脳があると思い込んでいるだけ。」

と脳の誤作動説を説くが、私はあながち間違っていないと思う。

詩人の森雪之丞さんのポエトリーリーディングCD『POETIC EVOLUTION』の中に、『メビウスの鏡』という詩がある。

BUCK-TICKの今井寿氏が曲を付けている。

鏡の外と中とそれぞれの内情を交互に読み上げていく構成なのだが、掛け合いやバックの不穏な音楽を含め、とてもよく出来ている。

中盤に、

"今 僕の目は開いています

でも此処はきっと

心の自由がきかない

悲しい夢の中です"

という一節がある。

芸術に没頭したり、精神病やドラッグを含め、極端に神経を研ぎ澄ませた人間には、そちら側が垣間見える瞬間がある。

勘違いと言ってしまえば、それまでではある。

ジョンレノンが夢想家と言われ後に祭り上げられるような世界なので、世の中に判断を委ねるかどうかは論外と思う。

ただあちら側に魅力され過ぎたり、飲み込まれるともたないな、とだけ思う。

心身を削るからこそ鮮烈で、誰にでも出来る事ではないから讃えられるのだろう。

すっ飛ばされないよう、少しずつ、間隔を空けながら触れてみる。

その実やはり、魅力的ではあるのだ。

昨日食べたオープンサンド。

くるみとレーズンのパンに、レタスとスクランブルエッグ、唐揚げを照り焼き風ソースと和えたものを乗せた。

美味い。

まとめて作った唐揚げを冷凍しておくのはかなり有り。

小腹が空いた時にも良い。

胸肉だから、もも肉よりはヘルシー。

このパンも、実はバター不使用。

オリーブオイルで作られているのだ。

焼き上がりは、フランスパンのような香ばしい感じ。

バターは高価で馬鹿にならないので、しばらくこのレシピにしようかな。

先月の食費は、締めて12441円でした。

許容範囲内で一安心。

国民保険料の支払い書が届かないのでなんでやと思って調べたら、4・5月は調整期間で、その2ヶ月分は6月から3月に振り分けて請求されるらしい。

今まで勤め先に任せっきりだったから、全然知らなかった。

払わんで、ええんか。

最高やん。

実際は、6月以降の私が払うんだけどな。

それでも目先の出費が減るのは本当に有り難い。

浮いたお金にかまける事なく、安く美味しく過ごすぞ。

とりあえずお金の心配が要らないうちにと、母の日のギフトをポチった。

これで親孝行出来ていると言えるのだろうかと毎回思いはするのだが、今の私がやれる事を等身大で伝えるしかない。

なんとかやりくりして、元気で過ごせているだけでも幸いかな。

刺繍がもっと上達したら、何か作って贈りたいなと思う。

激うまジンジャエールを作ろうの会。

ライブハウスでお酒を出せない時世なので、生姜でガンギマリ作戦という訳。

水に砂糖とはちみつを加えて火にかける。

しかしながらこの私、とんでもない過ちを犯した。

レシピ通りに入れたけどこれじゃ甘すぎやしないかとひと舐めして、驚いた。

しょっぱい。

冗談じゃないくらい、しょっぱい。

やっちまったよ。

砂糖と塩を間違えるという古典的ギャグをかましてしまった。

これで私も、天然キャラの仲間入りができるだろうか。

そもそも我が家のケースが紛らわしい事この上ない。

間違えちゃうからサインペンで大きく書いておこうと思ったのだが、その時泥酔していて塩の容器の方に、

「あまいよ、あまいよ」

と連呼する謎のキャラを描いてしまった。

あっ間違えたと思って、頭にSALTと書き足してみたものの、塩感はゼロ。

しようがないので、間違えないように三温糖という茶色い砂糖を使っていた。

この間三温糖を切らした際、もう大丈夫であろうと白い上白糖を購入した。

上白糖の方が安いし。

そんなこんなで、速攻やらかした。

過信は身を滅ぼすのだと改めて自覚した。

次から絶対三温糖買う。

味見したのがはちみつ入れた時点で良かったは良かったが、どうしたもんか。

何かを漬けるのに使えるかなと思ったけれど、なんせ水150mlに100gという、劇薬並みの濃度。

塩水くらいのしょっぱさを優に超えている。

漬けたら組織が死ぬと思う。

存命を滅する塩分濃度。

ネットの意見を参考に、入浴剤代わりに使ってみる事にした。

なるほど、はちみつは殺菌作用があるもんね。

お風呂におたま一杯弱入れて入ったら、とてもスッキリした。

調べてみたら、塩シャンプーなどというものがあるらしい。

文字通り、塩で頭皮を洗浄するそう。

試しに塩はちみつ湯で頭皮を洗ってみたところ、結構良い感じ。

たまにはこうした自然のもので身体を洗うというのも良いかもしれない。

これが人間万事塞翁が馬というやつか。

そんな訳で激しょっぱ液は、バスタイムに消費してゆくとします。

こちらはきちんと作れた自家製ジンジャエール。

先程の砂糖はちみつを溶かした液に、生姜、唐辛子、ブラックペッパー、クローブ、シナモンはホールがなかったので粉をひと振り。

味見してみたが、鬼美味い。

こりゃあ瞬殺だわ。

ヨーグルトに入れても美味しそう。

調べたら、豚肉を漬けたりしてもうまいらしい。

良い調味料レシピを知った。

QOL爆上がりだぜ。

次のクロメ企画に持参して、ダムダム品評会に献上するとしよう。

基本的に褒め称え合いしかない世界。

それがダムダム団。

ライブ前気付け薬代わりに飲んで、帰りはお酒に混ぜて呑むとするか。

楽しみである。

残っていたにらがションボリしてきていたので、餃子を作った。

ちと焼き過ぎた。

皮も粉から練って、羽もつけてみた。

この家に越してきてから、あんまり餃子作っていないなと思った。

良いですな、餃子。

ちょっと片栗粉が多かったようで、羽が屈強だった。

箸で割るのを諦めて手でへし折って食べた。

美味い。

にら使わなくちゃ、から、餃子食べたいなあ、となったのだが、餃子欲が高まり過ぎて今すぐ食べたくなり、冷凍餃子を買おうかお惣菜の餃子を買ってしまおうかと悩んだが、

「家で作るのより高い!」

と踏み止まった。

えらい。

えらいぞ、私。

手作り餃子を食べたら、買わなくて良かったと心底思った。

手作り餃子、おいしいよう。

これで100円くらいだよ。

安いよう。

さすがに全部は食べ切れないので、残りは明日食べるとする。

もうひとつ食べちゃえと7個目を食べたら、身体からこれ以上は無理ですという信号が送られてきた。

手作りの皮を食べた後の、この膨満感よ。

侮り難し。

ラーメン作って日高屋ごっこでもしようかしら。

おうちごはん、最高。

明日も餃子を食べるぞ。