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Atlanta Life ~via Belgium~

私のチーズ入門21 「フランス三大山チーズ、ボーフォール」

2016.12.11 21:28

イタリアチーズが好きだったのですが…ノルマンディー旅行以来、最近フランスチーズに浮気中。

今日のチーズはフランスの「Beaufort(ボーフォール)」です。

いつもの近所のスーパーで、何か食べたことのない新しいチーズを買ってみよう!と手に取ったのがコレ。フランス南部のサヴォア地方の牛乳のハードタイプのチーズです。220gで4ユーロしないくらい。


スライスしてみるとこんな感じ。

なんだか見た目と味ははコンテチーズやグリュイエールチーズそっくりです。もっちりとした質感にナッツのような味と丁度良い塩味が癖になります。

調べてみるとボーフォールは、コンテ、アボンダンスと共に「フランス三大山チーズ」と呼ばれているそう。グリュイエールはスイスですが、上記の3つと生産地も近く、この4つは兄弟のようなチーズ。全てご近所の山岳地帯で、牛乳で造られたハードタイプのチーズです。アボンダンスはまだ食べたことがないけれど、初めて食べたチーズでこうやってカテゴライズ出来るようになってくると嬉しくなりますね。

コンテとボーフォールの味が似ているなぁと思ったので(実際食べ比べをしていないのでコンテは薄らとした記憶ですが…)造り方を調べたところ、牛の種類、生産地、大きさ、熟成期間は違いますが、大まかな製造方法は結構似ているようでした。


前回コンテを食べたときは表皮についてはノーマークだったのですが、コンテやボーフォールは、熟成中にモルジュ液(塩水に古いチーズの外皮を溶かし込んだ液体)で湿らせた布で丁寧に拭いてあげるそうです。よって表面はネバネバと湿った状態にあります。なんだかウォッシュタイプのチーズのようですね。チーズの分類も難しそう…


Beaufort(ボーフォール)チーズ

基本DATA 


先日Kindleストアで「プロフェッショナル・チーズ読本」という本を購入しました。図鑑と新書の間くらいの本で、データとストーリーが両方入っていてとても読みやすく、チーズを体系的に理解するのにも良い本でした。ちょっと値段が高いのと、チーズのサンプル数が若干少なかったのが残念でしたが、電子書籍でこんなに良い条件の本はなかなかないので有り難いです。

日本に行ったらなかなかこんなにチーズを食べれないので、今のうちに日本で食べられないようなチーズをいっぱい食べておかないと!いつか日本に帰ったらチーズシックになりそうだなぁ…