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やよいの日々

芍薬

2021.05.02 23:48

駅から二分ほどのところに、スーパーマーケットとマンションに挟まれる形の農地の縁に芍薬が咲いていました。花の宰相と呼ぶのは、牡丹が花の王だからだそうです。中国北東部原産。日本には平安時代に薬草として渡来。乾燥させた根を煎じて、婦人病、筋肉の痙攣や目眩などに用い、古くから重要な漢方薬の一つです。牡丹とよく似ていますが、決定的な違いは、牡丹が「木」であるのに対し、芍薬は「草」であることです。佳人を例えて「立てば芍薬座れば牡丹」と言うのは、牡丹が低木性で横に広がるのに対して、芍薬は草なので真っ直ぐ立って花をつけるところが由来のようです。

 芍薬の一ト夜(ひとよ)のつぼみほぐれけり

                 久保田万太郎

 芍薬の乱れ始めの雨となる    森岡 正作


今日は「憲法記念日」。毎日新聞の世論調査では、改憲賛成が男性58%女性32%.反対が男性29%女性35%でした。