宣伝美術/『YOKO』

フライヤー、立て看板、パンフレット、ポスター、SNS用の画像など、公演の情報を分かりやすく伝えるために様々なものを作るお仕事です。今回はフライヤーなどに使う写真の撮影担当も兼ねていましたが、別の人に任せてもOKです。

🌼作り方

ここでは宣伝美術の一番大きな仕事とも言えるフライヤー作成について書いていきます！

①主宰、演出家と打ち合わせ

主宰、演出家、宣伝美術でイメージの共有をします。フライヤーに使いたい色とか配色とか、込めたい意味、メッセージとかとにかく色々共有します。今回のイメージのキーワードに「余白」「フランス映画のポスター」「キンセンカ」などが挙がったので、それを実現するために撮影の詳細についても話し合いました。明るいうちに外でこのくらいのパターン撮って、アトリエでも撮ろう、背景の布とか小道具必要かな、その前に三脚あったっけ、とりあえず照明さん呼ぼう、みたいな感じで。

②撮影

そんなこんなでいよいよ撮影です。今回はとにかくいろんなパターンを撮ってみることにしました。(今数えたら500枚近くありました…)この日は大学の卒業式だったので、人がたくさんいて、外での撮影に難航しました🥲(65期の方々に会えて最高でした)外が暗くなってきたらアトリエで撮影開始！養生テープで布をとめ、三脚と脚立、小道具を準備し、照明の色、角度などなどを決め、バシャバシャ撮りました。

③デザインする

まずは撮影した写真を使い、共有したイメージに合わせて3パターンほど作りました。最初はこんな案もありました↓

ここでは、主宰、演出家のイメージをいかに実現するかがポイントです。宣伝美術から案を出し、修正し、を繰り返して完成させていきます。宣伝美術として、自分の好みを介入させるべきではありませんが、自分で納得したものを案として出すように心がけました。違和感を除くというか、これなら世の中に出していいわ！っていう納得は大切だと思っています。

フリー素材を切り抜き、フォントを変え、背景を変え、明るさを変え…

こうして完成したフライヤーがこちら。

④入稿

完成したら入稿です。何故か分からないけど緊張します。入稿して数日後、アトリエに重たい段ボールが届きます。開けると、そこにはもういっぱいの細谷が…😭完成したことを実感して嬉しくなります。