ソウゾウ 「YOKO」
はじめての方も常日頃ふざけ合っている方々も、どうも68期橘美海です。
ブログなんてものを書くのは人生で初めてです。だから、結構緊張しています。かっこいい言葉や感動する言葉を書こうと、こう、気負っても多分失敗するので、思ったことを書くことにします。脈絡のない話かもしれませんが、どうぞ気楽に読んで頂ければと思います。
今だから話すことなのですが、昨年末おこなわれた2020年新人公演にて、始まる前先輩達のブログを読んで緊張を紛らわせておりました。
(紛れたかどうかは定かではないです)
そんな私がもう書く側にいます。恐ろしいですね、時の流れは早いです。
そう、早いんです。今この瞬間も過去の産物へとどんどん変わって行ってしまっているのですよ。今を生きる私という存在は常に失われ続けているのです。
というようなことを私が尊敬する大好きな方がお話されていました。
そんなことを思って生きてきたことなどなかったなぁと個人的に凄く印象深かったです。
演劇だなぁと思いました。私は演劇を語れるほど共に過ごした時間も長くないし、知識も多くはないですが、映画やドラマって何度見ても変わらないじゃないですか、(映画もドラマももちろん好きですよ)でも演劇って同じセリフ、同じ演出、同じシーンでもやる度に、観る度に同じなんてことはなくて楽日が終わったら跡形もなくなってしまうのです。儚いです。いつ誰から聞いたのかさえ忘れましたが、「演劇って花火みたいだね」と言った人がいたんです。8割共感して2割んー、、と思いました。
芝居小屋って黒い壁なことが多いと思うのですが、そこに舞台ができて、色がついて、役者が立って物語がはじまる。そして終わればまた何も無い黒い部屋です。確かに花火みたいですね。でも、なんというか花火はそれで終わりという感じがするんです。でも、演劇は、芝居小屋は、次にまた新たなものを、新しい花を咲かせるために壊すんです。次がもう見えてる。そう考えるとちょっと壊すのも楽しくなってきますね。
後戻りはできない、時間と共に変化していく、同じものはない、そんな脆いものほど愛でたくなるのでしょうか。
人は思いのほかすぐ崩れます。そんな人だから脆いものが好きなのでしょうか。
水35ℓ
炭素20kg
アンモニア4ℓ
石灰1.5kg
リン800g
塩分250g
硝石100g
イオウ80g
フッ素7.5g
鉄5g
ケイ素3g
その他少量の15の元素
人間は子供のお小遣いでも買えるらしいです。知らないけど、
こんなものでできた人間は想像して、創造します。演劇は人間の想像力に委ねている部分があるのではないかと思います。最近、そこには存在しないものが本当にそこにあるようにみえる演劇がおもしろいと言ってくれた人がいましたが、演出とか脚本の力だけでは少々足りない。あなたの想像力がそうさせたのです。演劇は人がやるから、人が観るからおもしろい。観てもらわなきゃ完成しない。
あなたの観た演劇はどんな色に咲くのでしょう。
劇団木霊2021年本公演
『YOKO』
主宰 | 目黒ほのか
演出 | ユリアヤ
脚本 | マツモトタクロウ
日時 | 2021年 5月21日~24日
21日(金)17:00~
22日(土)12:00~/17:00~
23日(日)12:00~/17:00~
24日(月)12:00~
料金 | フリーカンパ制
観劇方法 | 生配信
ご予約 | https://ticket.corich.jp/apply/111442/020/(橘美海扱い)
出演 | 大石水月
岸香保里
富樫萌々香
細谷天歩
ユリアヤ
演出部 | スミタシオン 内藤響子 弁象庵 麗乃
舞台監督 | 菅原茉利奈
舞台監督補佐 | 橘美海 藤枝拓磨
舞台美術 | 星りこ
舞台美術補佐 | 内山泰輝 河合咲良 清水雄大 髙橋陸生 田中香穂 藤枝拓磨
音響 | 公©︎
音響操作 | 波多野比奈
音響補佐 | 飯田櫻子 前田朱音 立念法師
照明 | 弁象庵
照明操作 | 麗乃
照明補佐 | 内山泰輝 鏡原すず 清水雄大 深見莉子 福島未悠 幸
映像 | 目黒ほのか
映像オペ | 立念法師
映像配信 | 目黒ほのか
衣装 | 久保友理亜
衣装補佐 | 笹田伶 下野はな 橘美海 目黒ほのか
制作 | にいづま久実
制作補佐 | 樹田ひなた 重村眞輝
宣伝美術 | 深見莉子
宣伝美術補佐 | 久保友理亜 スミタシオン
WEB | 飯田櫻子
WEB補佐 | 鏡原すず
撮影 | 深見莉子