内臓は宇宙を内蔵する!/五つの母音と感情、心の食べ物
https://minamiyoko3734.amebaownd.com/posts/15834304 【人間の営み・「木火土金水」…五行と健康】
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✳️母音AEIOU
五母音は、私たちが感動したり驚いたり、疑問に思ったりする時、感情表現として息と共に出る音声です。
「ああ!」「ええ?」「いい!」「おー!」「う〜っ」
この五つの母音は、万国共通語!
しかも、これらの感情を表す母音は、肝臓や、腎臓、肺、などの内臓や、さらに宇宙とも照応関係がある!とシュタイナーは述べています。
でも、あまりに飛躍しているように思えて、つい「エッ?」と言ってしまいますね。
✳️はらわたと感情、言葉
ところが日本語には、内臓にまつわる感情表現が多く見られます。
古代の人は自分自身の感情を内臓感覚でもっとリアルに感じていたのではないでしょうか。
腑に落ちる。臓腑に染み入る。腸(はらわた)が煮えくり返る。腸を断つ。肝に銘じる。肝が座る。肝いり。肝腎要。腹を割って話す。腹が立つ腹の底から思う。心底惚れた。
・・・・・・・などなど。
✳️内臓は宇宙を内蔵する
シュタイナーだけではなく、解剖学者の故三木成夫氏も「内臓は宇宙を内蔵」し、内臓には、宇宙的なリズムと呼応する植物の機能が宿されていることを指摘しています。
知覚し、運動する働きが「動物的」な特徴だとしたら、食べ物を消化吸収し、栄養に変えていく働きは、ある意味「植物的」な働きと言えます。
1日や一年、四季のリズムの中で、太陽や星々の運行にひたすら従い、ふさわしい時に、ふさわしい成長を遂げている「植物」のように、私たちの内臓も、互いにリズムの中で調和し、肉体の生命の営みを日々黙々と支えています。
私たちはそれを普段自覚することはありません。あるとしたら、具合の悪い時くらいでしょうか。
✳️内臓の感受性
内臓が元気だと、よく眠り、食べることができ、リズムが整います。
また、リズムが整っていると、睡眠の質が良くなり、食欲も湧き、内臓も元気でいられるのです。
太陽系の惑星が、太陽を中心に、調和の中で運行しているように、体の中では心臓を中心に血液が各臓器を循環しています。
その心臓の象形から「心(こころ)」という文字が生まれました。
心臓を代表とする内臓の感受性は、「言葉の形成」と切っても切れない関係にあると三木成夫は語っています。
優れた言葉の形成は、豊かな内臓の感受性から生まれるというのです。
では、どうしたら内臓の感受性が良くなるのでしょうか。
以下は私の個人的な私見でもありますが・・・
・リズムを大切にすること。(生活、仕事、学び)
・芸術を通して、感情にダイナミックな調和を与えること。
・いのちのつながりを実感し、生命への畏敬の念を持つこと。
・美しい言葉や音楽に出会うこと。
もちろん、添加物をなるべく避け、質の良い食事を摂ることも大切だと思います。
旬のものを食べることは、宇宙や自然のリズムに叶っていますね。
でも、目に見える食べ物だけではなく、目に見えない食べ物も、大事なのではないでしょうか。
✳️言葉とは、目に見えない「透きとおった食べ物」!
目に見えない食べ物とは「言葉」「音楽」のこと。
言葉や音楽を食べて「かけがえのない私」=「自我」が成長する芸術、それはオイリュトミー。
宮沢賢治は、言葉のことを「透きとおった食べ物」と表現していました。
子どもたちにとって、いえ、人間にとって、人間らしく生きるためには、目に見えない透きとおった食べ物を食べることは、本当に大切です!
心の内側から元気になるために❣️
私たちの精神が輝くために❣️
✳️「オイリュトミー」=「美しい律動、リズム」は、心のご馳走そのものなのではないでしょうか!
心のご馳走を食べて、子どもたちが心から元気になって欲しいです!