今週のブログ【子どもの日特別篇】
先日、劇場版名探偵コナン「天国へのカウントダウン」が放送されていました。
調べてみたら、これ2001年の作品なんですね!
そのクライマックスのシーンで、
「こ、これは…!」
となるシーンがあったので、今日はそのシーンで勉強をしていこうかと思います。
※今週のブログは
映画のネタバレも含みますし、
映画を観ていないとわからない部分があります。
さて、「天国へのカウントダウン」でビルから脱出するために、
車と爆弾を使って、隣のビルに脱出する方法をコナンが考えます。
そのときに使っていたのが、
この
「水平投射」という物理の考え方です。
みなさんも2階からものを投げたとき、「まっすぐ」ではなく、
放物線を描いて落下していくのを体験したことがあるのではないでしょうか?
映画本編では、
このようになります。
物体の速度が遅ければ、落下してしまう…。
そこで、必要になるのが、
この「等加速度直線運動」です。
これには、公式があり、この公式に代入することで、
何秒で隣のビルに移動すればよいのかを
計算することができます。
お、あなたなかなかのバーロキアン(名探偵コナンの熱狂的なファン)ですね。
そうなんです。
公式ってたくさんあるように感じますが、1つ覚えておくことと活用しやすくなります。
何を活用するか?
です。
画像にあるように、この「等式の変形」は中2数学の「式の計算」で学習します。
今後の数学でずっと使い続ける内容です。
画像右側の√(ルート)は中3数学の「平方根」で学習します。
そして、公式に代入する。
答えが出ました。
映画と同じ数字になった…。
やったー!
ただ、2秒で60m進まなければ落下してしまう…。
2秒で60m?
あれ?これって小学生の…
ですね。
物理の「等速直線運動」の考え方でも解くことができます。
そして、その後のシーンで衝撃的だったのが、
ということ。
ただ公式にあてはめたり、やり方を言うのではなく、
そこにいるゲンタや光彦、あゆみちゃんにわかりやすく(小学1年生でもわかるのかな)
そして、映画を観ている人にどれだけの速さなのかを体感させるために
説明しようとした灰原さんはマジ天使なわけです。(そこ?
いかがでしたか。
かなりざっくりとした説明になりましたが、
映画の中で使われた公式や考え方、そして登場人物の心情までを
この数分のシーンで学ぶことができます。
40歳超えてなに真剣にコナンについて語ってんだよ、って
バーロー!
先週のブログでもお伝えしましたが、
「目の前にあるもので、勉強にならないものなど一つもない」
ということをいつも大切にしています。
作品の「おもしろい、つまらない」という批評なんかすんなよ、バーロー。
大切なんだよ、「勉強になるところを探そう!」という視点で見ることがな。
(コナンがよく使うよね、倒置法って。
さて、どうしたら
「目の前にあるもので、勉強にならないものなど一つもない」
と考えられようになるのでしょうか?
「空想科学読本」という本があるのですが、
・ガンダムは歩いた瞬間に壊れる
・タケコプターで空を飛ぼうとすると、頭皮だけがちぎれて飛んでいく
とか、夢をぶちこわしていく上にくだらないのですが、
まじめに説明していて勉強になります。
そして、そこから新しい夢に出会えることもあるんじゃないかな、と思うんですよ、
俺はね。(倒置法…