あおばメンタルクリニック

2009.03.04 16:11

■Text

心療内科のクリニック。テナントのフロアは細長く、自然光が差し込む開口部は3か所と限られていた。少ない開口を有効に使いクリニックが暗い印象ならないような平面計画を検討した。道路に面する明るい窓の部分に待合を配置した。もうひとつの一番明るい窓がフロアの一番奥にあり、そこには多くの患者と触れる院長先生が快適でいられるように診察室を配した。待合からは診察室まで多少長い廊下を通ることになるが、3つ目の窓が廊下の正面になるように間取りを調整した。光に向かって歩くことで移動が患者を暗い気持ちにさせないようにしている。幾つかの壁が意図的に斜めに配されて、変化のある空間が生まれた。