外国の料理を作るということ
2021.05.05 12:21
いつもin season中田綾子料理教室に来てくださってありがとうございます。
今は、通ってくださっている生徒さんの方を中心に料理動画を配信していますが、
和食を上達したいという方が圧倒的に多い、うちの教室に来てくださる生徒さんの意向を無視して外国の料理を教えるのはなぜなのか?
それは...
いろんな材料、いろんな調理方法に出会ってほしいというのも理由の一つです。
ここ数年、日本のスーパーに並ぶ材料は洋野菜と呼ばれるものが増えています。
現地での食べ方というのは、その野菜に適した食べ方も多いのでそういったことを知るのもおいしく食べる一つの方法だと思っています。 和食にしたければ、味を和風にすればなんとなくそんな感じになると思いますし、和食とは違った加熱方法で同じ材料でも新しいおいしさに出会うかもしれません。
それよりも、私が重視していることは、外から中を見つめること。
今回は小麦を使って、こねたり混ぜたり。 なぜ日本はずっと米を食べてきたのでしょう?
米は今では北海道でも栽培されていますが、本来は温かいところの方が栽培に向く作物でした。 海外では意外と毎日同じものを食べ続けているのに、日本でこんなに毎日違うものを食べるのはなぜ?
正解が見つかるというわけでもないし、納得するわけでもないかもしれません。
それでも、それぞれがいろんな自分の食事についての気づきがあることは、とても大切だと思っています。
写真は豚まんです。 ひき肉をこんな風にこねる、というのは和食にはない方法です。
知っていれば、ほかの料理にも応用できるかもしれませんね。