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サクラス・インターン通信

コツコツ取り組むことが、未来のための投資

2021.05.11 07:40

遠藤 加奈子/早・文構/鎌倉女子 '20/2021/03登録

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このブログでは、サクラスの学生インターンが同僚のインターンに対して、同じ目線からインタビューしていく。

 今回は私濱島が、遠藤加奈子さん(以下遠藤さん)にインタビューした。(写真は全て遠藤さん本人から提供してもらった。)

 遠藤さんは当時大学1年生だった今年の3月にサクラスの一員となり、主に記事制作や広告運用を担ってきた。

 そして今月の頭には、入社からわずか2ヶ月の速さでチームEのキャプテンに就任した、サクラス新世代の期待の星である。

 今回はそんな遠藤さんへのインタビューを通し、不確実性の高い今の時代を生き抜くためのヒントを探っていきたい。




ーーまずはチームEのキャプテン就任おめでとうございます。キャプテンになった率直な感想をお聞かせください。


 指名をいただいた時は本当に驚きましたし、私でいいのかと思いました。

 以前、池上さん(社長)が「いつポジションが空くか分からない。いつでもそこに入れるように準備しておくことが大切」とおっしゃっていたので、「もしかしたら自分が」という心構えはしていたものの、やはりいざ指名をいただいた時はとても驚きました。


ーー急にチャンスが来ても大丈夫なように準備をしておくのはとても大事なことですよね。入社からわずか2ヶ月という短期間でのキャプテン就任ですが、お仕事をする上で工夫していたことはありますか?


 クライアント様やチームメンバーの信用を欠かさないよう、連絡をこまめにすることを徹底していました。もともと連絡は早い方ですが、特に仕事の連絡は気づいたらすぐに返すようにしています。

 もしやむを得ず長時間連絡が取れなくなってしまう場合は、事前にメンバーに報告するようにしています。そうすることで状況がわからずチームを不安にさせてしまうこともありませんし、メンバーにサポートしてもらうこともできます。もちろん、逆の立場になった時にはサポートするようにしています。

 また、そもそも先方から連絡を受けて動くのではなく、なるべく「自分が今何をしているのか」がクライアント様やチームメンバーに伝わるよう、自分から情報発信をしています。リモートワークでは特にお互いの状況が見えにくいところがあると思いますので。


ーーその結果、先月はSlackの発言数でも1位でしたね。さすがです!すぐに連絡が取れるようにしていたことが、クライアント様やチームメンバーからの信頼に繋ったのですね。では逆に、入社してから苦労したことはありますか?


 サクラスには、事業別に50ページから100ページほどのマニュアルが存在しています。しかし、入社してすぐの頃はマニュアルだけでは分からないこともあって、周りに直接質問しても良いものなのかと迷ったのを覚えています。 ZOOMでの朝礼やSlackのDMなどを使ってチームメンバーへ質問することで分からないことは少しずつ減っていきましたが、最初は戸惑いましたね。ある程度自分から働きかけて「何とかする」ことが求められていると思います。

 あとは、仕事がマルチタスクなのでスケジュール管理に苦労しました。

 入社した3月は春休みだったのでなんとかこなせていましたが、4月からは大学が始まり、授業、バイト、サークルなど仕事以外の生活が忙しくなり、仕事にまとまった時間を割くことが難しくなりました。そのような中で、3月と同様に仕事をこなせるようスケジュール管理をするのが難しかったです。


ーーサクラスでは新しく事業が始まることも多いのでその場合はマニュアルもゼロからですし、自分で調べてなんとかすることは大事ですね。マルチタスクが求められる中、学校生活とサクラスでの仕事を両立すべくどのようなスケジュール管理を行っているのでしょうか。

 

そうですね。春休みのようなまとまった時間を作るのは難しいので、授業間の休み時間にこまめに区切って進めたり、土日に来週分を先取りして進めたり、工夫して時間を捻出するようにしています。


ーー遠藤さんは新2年生ということで、学校生活も忙しい時期ですよね。そんな中、自分で自分のスケジュール管理をしっかり行うことで、サクラスの仕事と学校生活を両立できているのですね。「自分で自分の時間を管理するスキル」はサクラスだけに限らず、副業解禁や週休3日制の導入、リモートワークの推進などフレックスな労働環境に移行しつつある現代の社会においても、とても重宝されるものだと思います。




ーー遠藤さんは3月入社ということは、大学1年生の終わりからインターンを始められていますよね。同世代に比べて早めのスタートと言えると思いますが、インターンを始めたきっかけはなんだったのでしょうか。


 新1年生として大学に入学した去年1年間は、新型コロナウイルスの影響でずっとオンライン授業でした。オンラインでの大学生活は想像していた大学生活とは異なり、どこか物足りなさを感じていました。

 「何か他に頑張れること、一生懸命になれることを探したいな」と思っていたタイミングでたまたま友人がインターンシップを始めたと聞き、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。

 インターン先としてサクラスを選んだ理由は、現在大学で広告に関することを学んでいるので、学んだことをアウトプットできる場になるのではないかと思ったからです。


ーーなるほど。コロナ禍ならではの経緯があったのですね。現在広告運用のお仕事をされているとのことですが、大学で学んだことのアウトプットはできていると感じますか?


 実際にお金をいただいてお仕事として何か納品する場合、ユニークさよりもまずは正確性が大切になってくるということもあり、正直全てを活かせているわけではありません。

 しかし、例えば広告のクリック数を増やすためのコピーを考える際には大学で学んだキャッチコピーの知識が活かせたりなど、要所要所で学んだことのアウトプットはできているなと感じます。


ーー大学で学んでいる知識を仕事に活かせるとやりがいを感じられますね。入社して何か印象的だった言葉や出来事があれば教えてください。


 池上さんの「クライアント様とお会いした際には、ただそこにいるのではなく、自ら双方に利益のある話をしなくてはならない」という言葉ですね。

 クライアント様からためになるお話をいただくからには、学生ならではの視点や考えなど、自分からも利益のあることを提供する必要があると。

 学生という立場に甘えることなく、自らが会議に参加することに対するバリューを自分の手で作って行かなくてはならないのだなと意識しました。


ーー自らのバリューを自分で作り出すというのは、社会に出てからとても必要になるスキルですね。




ーー今月からキャプテンとしての活動がスタートしたわけですが、遠藤さんにとってキャプテンの仕事とはどんなイメージですか?


 まずは、自分の案件が正確にこなせているのが大前提で、その上でチームのために動くというイメージですかね。

 チームメンバーのサポートを行ったり仕事のリマインドをしたり、チームのメンバーが「働きやすい」と思える環境を作っていくのがキャプテンの仕事だと思います。

 理想のキャプテン像は古賀(夕愛=前任の4月度キャプテン)さん。

 古賀さんは忙しい中、キャプテンとして今の状況に甘んじず常に新しいことを始めており、何をすればチームのメンバーが働きやすくなるかを凄く考えていました。チームメンバーに寄り添った、メンバーに近い存在で支えてくれるキャプテン。そんなキャプテンになりたいです。


ーー高校時代など、遠藤さんのこれまでにリーダーのような役割を担うことは比較的多かったのですか?


 高校時代、テニス部の副部長でした。ちなみに副部長にもかかわらず、なかなかメンバー入りすることができずにいて、それでも腐らずに毎日の練習やトレーニングを欠かさず行っていたら、その姿勢をコーチが評価してくださり、最後の団体戦のメンバーとしてダブルス・シングルスともに出場できたんです。「コツコツ頑張る姿を見てくれている人は絶対いるのだな」と感じました。

 それ以来、評価してもらえない時期が訪れても、「これは未来のための投資だ」と前向きに捉えることができるようになりました。


ーー「未来のための投資」、素敵な言葉です。「目の前のことをコツコツ頑張る」という姿勢は、遠藤さんの今のお仕事でも変わってなさそうですよね。


 はい。早々にキャプテンに抜擢していただいたのでプレッシャーもありますが、まずは気負いすぎずに、いただいたお仕事にひとつひとつ真摯に向き合うことが大事だと思います。

 納期を守ることはもちろん、クライアントニーズを理解して、それを満たすような価値を提供できる品質のものを作る。

 キャプテンとしては、滞りない納品ができるようチームメンバーをサポートするのが今コツコツ頑張るべきことかなと。先代や他チームのキャプテンと比較して劣等感を抱いたりせず、今の私にできることから少しずつ前進していきたいです。


ーーなるほど。チームメンバーに寄り添ったサポートができれば、チーム全体としての絆も深まり仕事に良い影響がありそうですね。そんなチームEの目標を教えてください。


 チームとしては、やはりポイントを沢山獲得して1位を取りたいです。仕事を始めてみて、言われたことを着実にこなしていくだけでは成果に繋がるとは限らないと知りました。もちろん、成果を出すには地道な努力が必要でそれは大前提なのですが、それだけで競争に勝てるわけではありません。仕事を与えてもらうのを待つだけではなく、工夫して仕事を取りに行く必要があるなと感じています。

 チームとしてだけではなく、個人としても気を引き締めて仕事に向き合い、新人賞の獲得を目指しています!


ーーチームとしての目標のほかに、個人としてもしっかり目標を立てているのですね。さすがです。では最後に、キャプテンとしての抱負をお願いします!


 今の状況に満足せず、チームメンバーにとってより働きやすい環境を作っていって、チームを1位に導けたらなと思っています!



 大学1年生の終わりに入社。その後2ヶ月という速さでキャプテンの座に上り詰めた遠藤さん。彼女の仕事に真摯に向き合う姿勢と向上心には目を見張るものがあった。

 どんな環境や役割に置かれても、今自分にできることをコツコツと積み重ね信頼や成功を手にしていく彼女の姿は、同じ逆境の時代を生き抜く者としてとても大きな刺激になった。

 サクラスでは遠藤さんのように、「今」の先を見据えて自分にできることを積み重ね、絶えず成長を続けているメンバーがいる。コロナ禍の今だからこそ、そうした環境で切磋琢磨することが、「未来のための投資」になるはずだ。



今回のインタビュイー

遠藤加奈子(えんどう かなこ)

早稲田大学 文化構想学部 2年

2021年3月登録。2021年5月よりチームEキャプテン。

(文/濱島美都=共立女子大学 家政学部 食物栄養学科 4年)