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ヘヴィ・メタルの始祖、ブラック・サバスが1975年に発表した革新的でドラマ性に満ちた名盤 『サボタージュ』が4枚組CDスーパー・デラックス・エディションとなって登場!

2021.05.07 08:43

1970年に衝撃のデビューを果たし、そのオカルト的なサウンドで世界中から絶大な支持を得、その後の音楽シーンの様相を一変させるほどの影響力と共に世界を呑み込んでいった、イギリスはバーミンガムが生んだ絶対的帝王、ブラック・サバス。オジー・オズボーン(vo)、トニー・アイオミ(g)、ギーザー・バトラー(b)、ビル・ワード(dr)の4人が鳴らすサウンドは「ハード・ロック」よりも激しく重いサウンドとして「ヘヴィ・メタル」と呼ばれ、現在にも脈々と続く全てのヘヴィ・ミュージックに絶大な影響を与え、「彼らがいなければその後のヘヴィ・ミュージック・シーンはなかった」とまで言われる、真のオリジネイターでありヘヴィ・メタルの創始者だ。

ヘヴィ・メタルの守護聖人でもある彼らに敬意を表し、『パラノイド』と『ブラック・サバス4』のデラックス・エディションに続き、バンドにとって6枚目となるアルバムにして、ストリングスやメロトロン、コーラス隊などを大胆に導入しドラマ性に満ちたサウンドを展開する名盤『サボタージュ』が、今回スーパー・デラックス・エディションとなって、海外では6月11日に、そして日本盤は6月23日にリリースされることとなった。輸入盤国内仕様でのリリースとなる日本盤には、ブックレットに掲載されている英文ライナーノーツの完全翻訳が掲載されている。


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この『サボタージュ[スーパー・デラックス・エディション]』には、オリジナル・アルバム収録曲の最新リマスター音源に加え、1975年のツアーで収録されたライヴ音源の完全版、そして日本盤シングルのアートワークを採用した「発狂(原題: Am I Going Insane) / ホール・イン・ザ・スカイ」のシングル音源が計4枚のCDに収録されているほか、バンド・メンバーや音楽メディアからのコメントをもとにした詳細なライナーノーツや、当時の貴重な写真や報道記事などが掲載されたハードカヴァー仕様のブックレットや、1975年のマディソン・スクエア・ガーデンのコンサート・パンフレットのレプリカ、そして1975年の「Sabotage 1975 Tour」の復刻カラー・ポスターが同梱されている。もちろん、輸入盤国内仕様となる国内盤は、ライナーノーツの完全翻訳付でのリリースとなる。

Disc 2とDisc 3の2枚に分けて収録されている1975年のツアーの模様を捉えたライヴ音源は、全16曲のうち実に13曲が未発表音源という、非常に貴重なライヴ作品となっている。1970年のデビュー作『黒い安息日(原題: BLACK SABBATH)』のタイトル曲から、『血まみれの安息日(原題: SABBATH BLOODY SABBATH)』(1973年)収録の「スパイラル・アーキテクト」や「サブラ・カダブラ」、そして『サボタージュ』収録の「ホール・イン・ザ・スカイ」や「誇大妄想狂(原題: Megalomania)」まで、まさにグループのキャリアを網羅した楽曲を披露する興奮のライヴの模様をサウンドで追体験できる、非常に素晴らしいライヴ音源だ。

オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードの4人は、共同プロデューサーにマイク・ブッチャーを迎え、ロンドンとブリュッセルで『サボタージュ』をレコーディングた。8曲入りのこのアルバムは、まず1975年7月にアメリカで先行発売され、その後同年9月にイギリスで発売されており、アメリカではゴールド・ディスクに、イギリスではシルバー・ディスクに認定された作品だ。「ホール・イン・ザ・スカイ」や「悪魔のしるし(原題: Symptom Of The Universe)」などのハードな曲に加え、ハープやメロトロン、英国室内合唱団を起用した「帝王序曲(原題: Supertzar)」などの実験的な曲も収録した今作は、そのドラマ性に満ちたヘヴィ・サウンドで大きな評価を受けることとなった。