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劇団木霊

衣装/「YOKO」

2021.05.07 11:00


スタッフブログ第3弾は、“衣装”についてお送りします。


はじめまして。こんにちは。68期の久保です。「YOKO」では、衣装のトップ(チーフ)をやらせてもらっています👗



さっそく衣装セクションのお仕事をざっとご紹介します!

 


>>衣装班の流れ

①プラン


演出家と相談しながら、「こういう感じ!」「こんなの着せたい!」というイメージをだんだんと具体的なものにして、プランというその後の指針となるものを練り上げます。


ちなみにプランには〆切がありますが、私は2回ほど破り散らしました。散りゆくさだめ、、、(ごめんなさい)


方法としては、とにかくPintarestを活用しました。寝ても覚めてもPintarest。よりイメージに近い写真を探し出します。


もしくはデザイン画を描けるなんて非凡な才能があれば、もちろんそれでもありです🎨

 


②持ち寄り募集、買い出し


プランを基に、劇団員の私物で使えそうなものがないか呼びかけます。なかなか全部揃うってことはありません。そんなに世の中甘くはないので、服を求めて買い出しにでかけます。


服の売ってるいろいろな場所に出向きます。古着は大正義。メジャーな高円寺・下北沢に+で、(神奈川県民なので)横浜、藤沢、町田、新宿、原宿、渋谷などなど。あとwebです。


あまりの移動距離におったまげてます。

ふつうはもっとコンパクトに済みます。が、最高をめざすとなかなか歩くことになります🩰


古着とか古本とか、探してると見つからないのに、ふら~と入ったらズバリこれ!があったり。気まぐれな古物の神様に楽しく振り回される期間です。

買い出しの合間にちょっと休憩することもあります。今回はあんまりできなかったけど、、写真は上野の王城です(好きなだけ)


③衣装合わせ


衣装が出揃ったら、ついに役者に着てもらいます。むむむ?ふむふむ、となりながら写真

を撮ったり、直しが要るところを確認します。


とにもかくにも、全員が衣装をつけたのを見れるのは、まさしく眼福です。


さっきまで家のクローゼットに押し込められてた服たちが、ちゃんと衣装になってる!と圧巻されたりします。ずきゅん!

 


④本番週

役者にどんなヘアメイクをするかも、演出家と話しながら決めていきます。ただいま絶賛相談中です。


実は本番週(公演本番とその前準備をする期間)を初めて体験するのですが、衣装班は役者のヘアメイクを手伝ったり、衣装の破損に備えて楽屋でスタンバイするそうです。どきどきわくわく!なむなむ!

 

 

 

>>服とひとの関係


長々書いたのですが、あとちょっとだけ、服についてお話させてください。


服って、物体だけどただのものじゃない不思議な存在だなあと思います。どんな人が着るのか?そういう、人の要素が絶対切り離せないなあと。


個人的に、襟元よれよれのゆるいTシャツが好きなのですが、古着屋さんでおっきいゆるゆるのTシャツを買ったりすると、「これ絶対アメリカのおデブなおじさんが着てたなあ(感慨)」と想像したりしちゃいます。


服って人自身じゃないけど、その人に限りなく近しくて、その人をまるっとスリッと表す個性だと思うのです。

こちらは、今リアルに買うか悩んでいるワンピースです(どうでもいい)やっぱかわいいです。


でも、自分は変えられなくても服は毎日着替えることができます。変幻自在。どんとこい、イリュージョン!


思うのですが、変身願望は人間の基本装備に違いありません。私はたまに(しょっちゅう)凄腕の女スパイになれたらなあと妄想します。そういう時、真っ赤なネイルに真っ黒な服を着たりすると、なんかそれ(女スパイ)っぽい!と気分が上がります。単純です。


もちろん、もっとふつうのことでもいいです。今日は渋い喫茶店に行くから、雰囲気に合いそうな服にしようとかとか。きっと思っているよりもずっと自由に楽しめます。

渋い喫茶店、、♡

こちらは、イブにダサめのクリスマスセーターでクリスマスマーケットに行った時の写真です。爪までクリスマスカラー。全身で楽しんでる20代女性。



>>「YOKO」


最後に、「YOKO」の衣装についてちょっとだけネタばらししようと思います。


衣装のテーマは、「(英国というよりフランスっぽい)クラシックさに現代の要素を組み合わせ、性別を強く出さずにその人らしさを表す服で、シンプルでない凝った衣装」です。


これで「ああ、こんな感じね。」と思えたら、間違いなく天才です。


よくわかんないなあという人もそうでない人も、ぜひ実際に見て確認してみてください🦋


では。

ハレルヤチャーンス。



劇団木霊2021年本公演

『YOKO』

主宰 | 目黒ほのか

演出 | ユリアヤ

脚本 | マツモトタクロウ

日時 | 2021年 5月21日~24日 

21日(金)17:00~ 

22日(土)12:00~/17:00~ 

23日(日)12:00~/17:00~ 

24日(月)12:00~

料金 | フリーカンパ制

観劇方法 | 生配信

ご予約 | https://ticket.corich.jp/apply/111442/022/(久保扱い)

出演 | 大石水月 

          岸香保里 

          富樫萌々香 

          細谷天歩 

          ユリアヤ

演出部 | スミタシオン 内藤響子 弁象庵 麗乃 

舞台監督 | 菅原茉利奈

舞台監督補佐 | 橘美海 藤枝拓磨

舞台美術 | 星りこ

舞台美術補佐 | 内山泰輝 河合咲良 清水雄大 髙橋陸生 田中香穂 藤枝拓磨

音響 | 公©︎

音響操作 | 波多野比奈

音響補佐 | 飯田櫻子 前田朱音 立念法師

照明 | 弁象庵

照明操作 | 麗乃

照明補佐 | 内山泰輝 鏡原すず 清水雄大 深見莉子 福島未悠 幸

映像 | 目黒ほのか

映像オペ | 立念法師

映像配信 | 目黒ほのか

衣装 | 久保友理亜

衣装補佐 | 笹田伶 下野はな 橘美海 目黒ほのか

制作 | にいづま久実

制作補佐 | 樹田ひなた 重村眞輝

宣伝美術 | 深見莉子

宣伝美術補佐 | 久保友理亜 スミタシオン

WEB | 飯田櫻子

WEB補佐 | 鏡原すず

撮影 | 深見莉子