【HGUC】ガンダム6号機"マドロック"(戦場の絆カラー)
▼使用キット/アイテム
他ガンダムデカール、30MINUTES MISSIONS 水転写式デカール
「これまでの借り、まとめて返してやるよ!」
プレミアムバンダイの限定ガンプラ、HGUC ガンダム6号機の制作レビューです。
発売は2019年の11月で、比較的最近のキットとなります。
実は発売当時にも一度組んだのですが、当時はあまり制作に凝っていなかったので
ここ一年で身に着けた諸々を生かしてちゃんと作ってあげようと思い、中古品を入手して今回手を付けました。
当時作ったキットは無塗装なので、そちらと比較しつつ紹介していきます。
▼機体のあれこれ
ガンダム6号機、機体名"マドロック"はPS2のゲームソフト「ジオニックフロント」に登場した敵MSです。
元々MSVとして「キャノン砲を背負った青~黄のガンダム」と言うものが存在しており、本ゲームの登場にあたって現在のデザインが設定されました。
このゲームはジオン軍の視点でゲームが進行するため、このマドロックとパイロットの元戦車兵「エイガー少尉」は主人公たちのライバルに相当します。
ジオニックフロントに登場後は主にゲーム媒体で活躍。
PS3の家庭用ゲームはもちろん、「カードビルダー」や「戦場の絆」と言ったアーケードゲームにも登場しています。
このMSの面白いところは、アニメ作品に未登場・造形物が少なかった と言うこともあって
登場媒体によって"カラーリング・武装・デザイン"が微妙に異なる部分です。
例えば、ツインアイのカラーリングが緑・赤で統一されておらず、
武装も専用ライフルを持っていることもあれば陸戦型ガンダムと同様のビームライフルを装備していることもあり、背中のキャノン砲も実弾と言う設定なのですがビームキャノンになっているパターンもあります。
そんな数ある見た目を持つマドロックですが、今回は「戦場の絆」に登場した際の機体をイメージしています。
- 制作
最新フォーマットのガンダムのキットと言うことで、造形や可動は非常に優秀です。
しかし、元デザインが複雑なので大量の部分塗装が必要になるキットでもあります…
また、キット自体はコンパチで肩と脚部がシンプルな「未完成版」と写真の「完成版」を選んで組むことが出来ます。
▼前後から
連邦軍のガンダムとしては珍しく口の「への字」がない特徴的な顔つき。
目の色と相まって、かなりの悪人面です。
何かわりとデュエルガンダムに似てるんですよね…
主に以下の箇所に手を入れています
- 成型色の青、黄色を"戦場の絆カラー"に近づけるため塗装
- バックパック、キャノン砲などの装備をメタリックカラーに塗装
- キャノン砲がモナカなので合わせ目を処理
- 武装を"戦場の絆"に合わせてビームライフルを陸戦型ガンダムと同じものに変更
- バックパックや脚部などの色が足りない箇所を塗装
上記を行い、いつものようにデカールを施してトップコートの"半光沢"で仕上げました。
デカールはマドロック最初の造形物であるGUNDAM FIX FIGURATION のものを参考に、これでもかと言うくらい敷き詰めてみました。
この量をジオン系メカでやるとやりすぎ感が出そうなんですが、マドロックはカラーリングがヒロイックなので、
レーシングカーのような雰囲気が出てけっこう気に入っています。
▼無塗装版と比較
パッと見色分けはいい感じに見えるんですが、足回りの排気口?の塗装がけっこうえぐいです。
ここはシールも付いてこないので、設定カラーを再現するには塗装必須となっています。
バックパックの黄色の排気口も奥まってて塗りにくそうに見えますが、ここは別パーツになってるので意外と簡単でした。
▼付属のホイルシール
ツインアイ(2カラーぶん)と頭頂部前後のセンサー、腰のV字を補うものが付属します。
▼デカール前の状態
- 武装
「ビームライフル&シールド」
戦場の絆やGジェネで装備している、陸戦型ガンダムと同じビームライフルです。
シールドはジムコマンドと同じデザイン。
ライフルは、HGUCの陸戦型ガンダム(リバイブ版)から拝借しました。
グレーの銃身と白いカバーがしっかりと色分けされている優れものです。
キットに付属している手首に無加工で持たせることが出来ました。
「300mm低反動キャノン砲」
マドロックの一番の特徴である武装。
自由に角度を付けられるので、砲撃ポーズを取らせるのが楽しいです。
「ガンダムの機動力と長射程のキャノンとの融合…
これぞまさに俺の求めていたモビルスーツだ!」
媒体によってはビームキャノンになってる謎多き武装。
ジム・キャノンIIの背負いものに似てるせい?
「グレネード・ランチャー」
両腕に装備されている内蔵火器。
シュミレーション系のゲームでは良くスルーされがちな武装です。
腕部の下に火器が付いてるガンダムは珍しい気がします。
他はZとか、Hi-νあたりでしょうか。
「ビームサーベル」
連邦軍MSの標準的な近接用兵装。
ガンキャノンやジムキャノンのような砲戦タイプはサーベルを装備してないことが多いと思うのですが、
マドロックはガンダムタイプと言うことでなのか一応装備されています。
しかし、
"キャノン砲の上側"と言う考えても抜刀しにくい場所にあるのが気になって仕方ないw
キットでは無理やりポーズを取らせたら一応手が届くのですが、余りに不格好だったので撮影していません…
「専用ビームライフル」
大河原先生直筆、MSVの設定画を踏襲したデザインのビームライフルです。
PS3のガンダム戦記やバトオペ2など、比較的最近のゲーム作品ではこれを装備してる気がします。
トリガーガードのようなカートリッジが特徴的で、あまり見ないデザイン。
長射程のキャノン砲に対し、近射程をカバーするために銃身が短め~と言う設定になっています。
(ただ、デザイン的に別に全く短くはないような気がするが…)
地上戦のイメージがありますが、マドロックは宇宙でも出撃できるようです。
ゲームキューブのタイトルで、宇宙ステージで出てきて驚いたのを覚えています。
▼悲しみの撃墜シーン…
「2度もやられるのか…?ば、馬鹿な!なぜ…なぜだぁぁぁぁっ!」
旧ザクに負けたガンダム、と言う不名誉な設定が有名ですが、この辺の不遇さもマドロックの魅力だと思います。
MGは5年後くらいには出るかも知れませんね。
(その際はビームサーベルの位置を何とかして欲しいところ)
▼おまけ
「1/144 61式戦車」
おまけで、マドロックのパイロット「エイガー少尉」の最初の乗機である"61式戦車"も作ってみました。
MS IGLOO放送時に発売された「ザク地上戦セット」の付属品で、中古で定価とほぼ変わらないものを見つけたので購入しました。
このキットにはHGザク・61式戦車×2の他にも"ワッパ"や同スケールの"地球連邦軍兵士"等の
スケール感を演出できるアイテムが多々付属しています。
キットの成型色はグレー一色なので、以下のように簡単に塗り分けています。
- 車体:MSグレー
- タイヤ:ガンメタル
- 履帯ベルト:セミグロスブラック
他、車体前面のライトも雰囲気で黄色にしました。
キット自体はパーツを貼り合わせるだけの非常に簡単な構造ですが、
モールドが細かいので塗装はしなくともスミ入れだけでかなり化けると思います。
主砲も上下左右に可動します。
ジオン軍の戦闘車両「マゼラアタック」と比較。同スケールとは思えないサイズ感…
ジオンのMSに破壊させることで、戦車兵時代のエイガー少尉の気分を十分に味わえるアイテムです。
▼余談
過去最高に写真と文字数の多い記事になってしまった・・・
マドロックはジオニックフロントの思い出補正もあってかなり好きなガンダムで、
今回こうやって好きなだけ時間をかけて作ることが出来て良かったです。
キットの方も色が足りないことを除けば抜群にかっこいいキットでおすすめです。
プレバン限定品ではありますが、そんなに人気MSではないからか中古品でもそんなに高くないようですので…
また、先日軽く話していたLED付きの棚がGWに届いたので早速水泳部を飾ってみました。
圧がすごくて大満足。
水泳部の次は、ガンダム1号機~7号機を同じテイストで作って揃えてみようと思います。
GW中に一番くじのEGを流用してG3ガンダムを作ったので、現在3/7。
※しれっと混ざっている鹵獲ガンダム…
7号機はHGが手に入ったので現在制作中です。
4号機と5号機はプレバンの5月発送ぶんを予約したので今月中に届く予定です。
問題は1号機のプロトタイプで、最新フォーマットのキットが出てないのと
EGやHGを流用しようにもけっこう形状が違うので中々苦労しそう…
旧キットを手に入れるか、フィギュアはけっこう出てるのでそれのジャンク品で上手いことやれないか検討中です。
次回更新は未定ですが↑に載せたG3ガンダムか、ガンダム7号機になると思います。
30MMのコンテストのやつもそろそろ着手しないといけないのでそれと並行で色々やっていきます。