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ウミガメの産卵調査はじめます

2021.04.26 07:20

今年度より知名町の海岸におけるウミガメの産卵調査を、一般社団法人えらぶ手帖で担うことになりました。住吉海岸で今年初の産卵が確認されたということで、えらぶ手帖のメンバーと長期インターンの大学生、島留学生保護者、役場の担当職員が集まり、「ウミガメネットワーク」の山下さんに、産卵調査のレクチャーをしていただきました。

絶滅危惧種の保護高い関心を持つ長女といっしょに沖永良部島に移住してきた4年前。島でぜひ取り組みたかったことのひとつが「ウミガメの保護活動」です。沖永良部島では、ウミガメを通じて島の子供たちに自然を身近に感じてもらえるように、と「ウミガメネットワーク」の山下さんが2006年にボランティア活動をスタートされ、自然に手を加えず、ウミガメの上陸・産卵数を確認するという方法で活動してこられました。

4年前に長女といっしょにわたしが担当させていただいた浜が、ここカネク(住吉海岸)です。山下さんに担当の浜を指定していただき、はじめてカネクに足を運んだのが2017年5月23日。浜を歩きながら、少し先になにかの跡のような気配を感じ、「もしかしたら!」と喜び勇んで駆け寄った先にあったのは、まぎれもないウミガメの足跡!

はじめての調査で産卵跡を発見できるとは思っていなかったので、それはもう大興奮!駆け寄る途中で車の鍵を落としたことに気づかず、後ほど大慌てしたのも、まぁ良い思い出です。(笑)

ウミガメネットワークの活動開始から15年を迎え、山下さんが活動に一旦区切りをつけられるということで、初心にかえり、一般社団法人えらぶ手帖でできることがあれば担わせていただきたいと手を上げさせていただきました。もちろん山下さんのようにはいきませんが、できることをできる範囲からやっていけるといいなと思っています。

(一般社団法人えらぶ手帖 代表理事 かまゆきみ)


南海日日新聞社『ウミガメの産卵を今年初確認』