Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

タミヤ春の見学会に行ってきました。

2012.03.30 06:53

3月28・29日の2日間開催された「タミヤ春の見学会」に行ってきました!

気合を入れて大阪を早く出発しすぎてしまい、1時間以上早く到着してしまいました。

↓早朝のタミヤ本社



早く着いたにもかかわらず、タミヤの社員さんが「ロビーへどうぞ」と快く入れてくださいました。
タミヤ本社へ来たのは2度目ですが、相変わらずここのロビーは宝の山です。



模型化された実車たちがズラリ。その姿に圧倒されていると社員さんがタイヤにエアーを入れ始めました。
「ゆるめに入れとかないと割れちゃうんだよねー、このタイヤ。」
と言いながら子供を扱うように優しくタイヤに接している姿が印象的でした。

↓ミニ四駆の本も読み放題!




そんな素敵なロビーを見学していると、肩をたたかれ
「コーヒーでもどうですか」
と声をかけられました。
そこに立っていたのはなんと田宮俊作会長!
写真をお願いしたら快諾していただきました!

↓会長と伝説のポルシェと。



↓会長に淹れていただいたコーヒー。おいしかったですよ。



ソファに座ってコーヒーをいただいていると
「隣よろしいですか?」
と会長が腰をおろされ、零戦の垂直尾翼が左右対称ではない話や
お孫さんがプラモデルに全く興味が無く、おじいちゃんとしては悲しいとか
まだ発表になっていない新製品の話とか
とにかく色々気さくに話して下さいました。もう大感動です。

そして見学会スタート。
当日はスケールモデル・ミニ四駆に関するコースとRCに関するコースを選べたので
迷うことなくRCコースを選びました。

最初に会社案内のVTR上映があり、その後
開発エピソードRCボディ編として
「RCボディが出来るまで」のお話を開発担当者の方から伺いました。
開発に関わる資料をたくさん見せていただけましたが
社外秘の資料だらけだったため写真撮影はNGでした。

RC用のポリカーボネート製ボディは射出成型に比べて細かいディティールを表現しづらいので
実車メーカーのデザイナーと仕上がりについてかなり戦うんだそうです。
そして出来上がった金型を元に、フィリピンの工場で1枚ずつ手作業で成型していくわけですね。
この開発秘話を聞いていると、簡単にボディを買えてしまえる僕らは相当幸せだと思いました。
1枚のボディにかける情熱と苦労には頭が下がる思いです。

RCボディ編の後は開発エピソード編。
ここでなんと!あの滝博士が登場!
最前列に座れた僕にとって、滝博士の講義は最高に感動的なものでした。

お話の上手な滝博士。自分が入社してラジコンを制作し始めた頃から話が始まり
現在のRC事情までお話される予定でしたが、トークがヒートアップした為か1980年代で時間終了。
しかし、大人になってからラジコンを始めた僕にとっては
空白の時間を埋めてくれる貴重なお話ばかりで感動の連続でした。

滝博士の言葉の中でとても印象的だったのは
「ラジコンとはいえ、あくまでも模型でなければならない。模型作りの楽しさを忘れてしまってはいけない。
私たちタミヤは模型屋ですからね。」
という言葉。

模型の楽しさは、自分の思う完成に近づけるために試行錯誤するところにある。
完璧な完成品を世に送り出したところで、この「考える」部分がないモノは面白くない。
だから、「XBは本音を言うと販売したくない」と滝博士は言う。

確かに、他社メーカーのRCの中には
レースに勝つことを主眼とし、もうあまり弄る余白のない「完成度の高さ」を売りにしているモノもある。
それでも、タミヤ製RCが圧倒的な支持を得ているのは、博士の言う「模型作りの楽しさ」が常に備わっているからなのかも知れませんね。

講義の後、快く撮影に応じていただきました。



昼食後、小鹿のタミヤサーキットへ移動してRC体験会となりました。
移動用のバスがすでにプラモデルっぽい↓



着いた!タミヤサーキット!クオリティの高いこのコースが常時無料開放されているそうです。
うらやましいぞ!静岡市民!



基本的に初心者向けにRCの楽しさを知ってもらおうという体験会ですが
盛り上げ上手なタミヤスタッフの皆さんのおかげで
ラジコン経験者も楽しい体験会でした。










グリップコースの隣ではオフロードコースでDT-02のミニレースを体験。
ミニレースながら1着ゴールを決めることができました!うれしい!




貴重な出会いやお話や体験で丸一日RCにどっぷり浸かった「タミヤ春の見学会」。
またラジコンが好きになってしまいましたよ!
素晴らしい企画です! ありがとうTAMIYA! また来まーす!