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私がキャンピングカーの窓をガラス窓にした訳

2021.10.18 08:57

今回のお話は、私がキャンピングカーのガラス窓について、レンタル含めて色々使ってみて思ったことを書いていきたいと思います。


窓はキャンピングカーの装備の中では比較的地味な存在ですが、景色を楽しむだけでなく、新型コロナウイルスが流行している今、感染予防に重要な換気を効率よく行う事が可能な設備として、重要度が増してきています。

そんな窓ですが、キャンピングカーの場合、ガラスとアクリルの2種類に分かれており、どちらを選べばいいのか購入前に悩みました。(結果としてガラス窓を選択しました。)


私がキャンピングカーを購入する前のイメージとしては、安いキャンピングカーはガラスが使われていて、高額なキャンピングカーにはアクリルが使われている。といったものでした。


キャンピングカーの本やコラムを見ていると、アクリル窓はいいよ〜キャンピングカーにはアクリルだよ〜的な記載も多く、ガラスってダメなのかな?なんて考えたりもしますが、実際に使ってみてどうだったでしょうか?ガラス窓のメリット、デメリットを書いていきたいと思います。

ガラス窓のメリット

①安い

レジストロアウルは私が購入した当初、ガラス窓が標準でアクリル窓はオプションでした。(価格は3面で12万円ほどだったと思います。)アクリル窓にするか、ガイナセラミック塗装にするか悩んだのですが、結果的にガイナセラミック塗装を選びました。理由は後ほど…


②雑な扱いに耐える頑丈さ

うちはレンタルも行っているので、お客さんが設備を雑に扱うこともあります。

そのため、家庭の窓と使い方が同じで、トラブルが少ないガラス窓の方が扱いやすく、有り難いのです。

レジストロアウルにはシンプルな一枚ものの強化ガラスが採用されています。


アクリル窓はシェード内蔵であったりスライド式の網戸があったりと、とにかくスタイリッシュに使えるのですが、雑に扱うと壊れてしまうので、レンタルに使用するならガラス窓がいいかな?と個人的には考えています。

また、ガラス窓は新型コロナウイルスの消毒に有効なアルコールを使用しても問題ないため、しっかり消毒を行う必要がある今のコロナ渦でもしっかり活躍してくれます。


③アクリル窓と比べて傷がつきにくく、変質しにくい

アクリル窓は開口部が大きく取れて窓の面積が大きくなり、車内が明るくなります。

が、洗車の際は気をつけて洗わないと表面に傷が入りやすいのです。


我が家の場合は長くても1ヶ月に一回。短い場合は、予約が入る毎に洗車をするため、アクリル窓であったならすでに傷だらけになっていたのではないでしょうか(笑)ガラス窓はボディと一緒にスポンジで洗う事が可能です。

④走行中でも窓を開ける事が可能(悪天候時は除く)

ガラス窓は家庭の窓と同じ、引き違い式で天気が良ければ走行中でも窓を開ける事が可能です。悪天候時は窓を開けることはできませんが、たとえば暑い夏に車内の熱気を放出するためにマックスファンを回さなくても、窓を開けながら走れるので、すぐに発車できます。


春や秋など、外の空気を走りながら車内に取り込みやすいメリットは大きいと感じています。


⑤網戸の修理が自分でも可能。

※撮影のために少し網戸を開けて撮影しています。

ガラス窓の網戸は家庭用の網戸と仕組みがほぼ一緒です。使用されている網戸も家庭用のものです。つまり、破れても自分で修理ができます。


うちには小さな子供がいるので修理しやすいのはありがたいですね。レンタルで網戸が破れたことが一度ありましたが、その日のうちに修理完了しました。レンタル業者にとって、修理のしやすさや信頼性が一番だということを身をもって学習しました。笑


ガラス窓のデメリット

①アクリル窓と比べて、開口部が小さい

メリットの方で述べましたが、アクリル窓に対してこの部分はデメリットになります。

ガラス窓は家庭用の引き違い窓と同じで、開けると反対側にガラスがスライドするように開きます。

そのため、上方にガバッと開くアクリル窓と比べると開口面積では不利になります。

また、窓自体もアクリル窓に比べてサイズが小さく、景色が見えにくいので、酔いやすい方は要注意です。


②デザインがちょっとカッコ悪い

ガラス窓はスタイリッシュなアクリル窓と比べて、丸みを帯びたデザインになっています。

また、外枠が黒縁になっているので、なんとなく古くさいようなデザインに感じるんですね。


レジストロアウルはクラシカルなデザインなので、この黒縁ガラス窓はあまり違和感に感じませんが、断面積の大きな車にはアクリル窓がよく似合うように感じますね。


③断熱性はアクリル窓に劣る。

ガラス窓はアクリル窓と比べて外部の熱を伝えやすく、温度変化が起こりやすいので、結露が発生します。

炎天下では窓から熱気が伝わってくるのがわかりますし、冬場は窓が冷たくなっています。


ただ、アクリル窓と比べて開口面積が小さいので、受ける影響は限定的に感じました。

それよりも、車体全体の断熱性、防音性の底上げが重要と考えてオプションの金額が同額だったガイナセラミック塗装を選択しました。

困った事にガイナを入れていないキャンピングカーとの比較ができませんが、自家用車だったエスティマハイブリッドよりも雨音での比較で、キャビン部分の静粛性は高くなっていると感じます。

おそらく?効果はあったのでしょう。


窓に発生した結露はタオルで都度拭き取っています。(今のところ就寝時のみ結露は発生しています。)



キャンピングカーの窓は装備の中でも少し地味に感じられるかもしれませんが、必要不可欠なものであり、取り付けた後は原則変更できません。

新型のレジストロアウルはアクリル窓が標準になっていますが、私がもう一台発注するなら迷わずガラス窓にします。


それは、レンタカー用ということ以外でも①直感的に操作ができる。②信頼性が高い。この2つのメリットが大きく、もともと信頼性の怪しい乗り物であると考えるならば、シンプルが一番だという結論に至ったからです。サイドオーニングを付けなかった理由も同じです。


個体差かもしれませんが、3年目はここまで奇跡の故障0です。同じくシンプル装備のキャブコン アミティがベストセラーになっていた理由も頷けますね。


もちろん、アクリル窓がダメだというわけではなく、使い方を守って使うなら長く使えるものです。

ただ、我が家は小さな子供でも扱えるガラス窓にしたので、子供が成長していたならアクリル窓にしていたかもしれませんね。