北里大学獣医学部【公募推薦】斉藤綜太
私が獣医を本気で目指そうと考えたのは高校での部活を引退した8月ごろでした。その時にちょうど第2回全統マーク模試があり,担任の先生から受けるように言われて受けたところ,英数ともに偏差値は30代,もちろん獣医学部は全てE判定でした。それでも自分なりに独学で勉強し,少しは自信を持ってセンターを受けましたが,英語は200点満点中の80点,数学はⅠA・ⅡBともに20点代という獣医学部など夢のまた夢のような点数でした。それでも諦めきれず,インターネットで予備校を探していると獣医専門の予備校があることを知り,3月に入学を決めました。
実際に入学してみると,先生方はとても親切で,何よりまわりが全員獣医志望ということで切磋琢磨しながら勉強に取り組むことが出来ました。同じ大学を目指す仲間に囲まれた環境は私の中ではとても大きく,お互いに模試の成績などを競い合いながら自分の力を伸ばすことが出来ました。先生方予備校にいる間はいつでも質問を受けてくださり,そのおかげで自分の弱点や苦手箇所を潰し,効率のいい学習ができました。
これらのおかげで最後のセンタープレテストでは数ⅡBは8割弱を得点し,英語も5月の全統模試から偏差値を10以上伸ばすことができました。基本的な学力がしっかりとついたからこそ,推薦入試を突破することができたと思います。
次に私が10ヵ月の浪人生活で意識したことを2つほど上げたいと思います。1つ目は生活態度をしっかりとすること,2つ目は誰よりも多くの時間を勉強に費やすことです。私は朝は7時に予備校に来ること,1日13時間を学習にあてることを自分に課して生活していました。そのため,推薦入試では「自分が受からなかったら誰も受からない」という絶対の自信を持って試験を受けることができ,結果につながったと思います。
最後に,受験はとても辛く苦しいものですが,その中でも「逆境を楽しむ」ということを忘れないで机に向かってください。偏差値が40しかとれなくても凹むのではなく「偏差値40から3ヵ月で60まで上げたら」などの想像をしながら目の前のことに集中すれば自然と成績は伸びると思います。