退院の日を
３６５日
BAの絵手紙🌟歳時記
５月９日
母の日
退院できる！
多種目条件つきで
１２日水曜日に 家に帰れる！
急展開のいきさつはまた
あとから。
きのうで３０日の
入院生活。
GWまえは 最高に地獄真っ只中だった。
きのう届いた絵手紙が
ぜんぶ、
深刻な手紙だったから
地獄をそのまま送ってたんだと
振り返る。
すべての人を巻き込んで
心配させ、
寄り添ってもらい感謝です。
中でも 家族！
当初は じゃあ、今からかえる！
帰ればいいんやろ！と
先が思いやられた家族！
みんなも はじめてのことと
心配が相まって
ダレのせいにもできない
イライラが
衝突した。
救急病棟の 年配看護士さんの
くだりは
そのとき かいた。
ダレもが 家がまわらんと
思っていた
それからは
言いたいことは言い方を
気をつけたり
みんなが 協力体制で 声をかけあい
乗り切ってくれた
りおんが３０日まいにち
仕事がえりに
洗濯物とりにきた
みんな、コインランドリーで洗ってるなか、
あれがない、これが欲しいを、
うん、わかった！
気持ちよくふたつ返事で
届けてくれた
暗くなっても
必ず 看護士さんに手渡したあとは
窓の下にきて
しばらく近況をはなし
顔が見えなくなるまで手を振った
お父さんがオレが行くって言っても
りおんが来た!
お父さんが来る時も
りおんは来た!
毎日来た
笑ってきた！
朝の豪華な弁当と
野菜は少ない夜のごはんの
写真が毎日届いた
あたしがいるころより
１時間おそい
夜ごはん食べながら
毎日フェイスタイムしてきて
みんなの様子を見て
笑いあった
お父さんを押しのけて
りおんのドアップが
画面に出てきてた
母の日。
りおんに 絵手紙かいた。
ありがとう。
りおんを毎日病院に行かせてもらってる間、
腹へって不機嫌な子どもたちを見ながら
洗濯物たたみ、掃除機かけてくれた
お父さんありがとう！
みんなの不満が
遅くなる仕事からかえるために
なんもせんと言われながら
陰でできることを考え、やり
うけとめてくれた
かいと、ありがとう
みんなで 助けあい
３０日よ！
長かったね！
そんな 家族のもとへ
もうすぐかえります。
まちぶせしたんです！！
あたしのｄｒ.は外来入ってて
GW明けから
待てど暮らせど回診にこない
回診は他のドクター。
あたしを見て、
おった？
おとなしくおるやん！
よしよし。
あれだけ 連休まえに帰りたいコールしてたから ダメと言われても
帰ってしまったと思われてる。
はい。いますけど。
うんうん、
今日で３０日かあ、
レントゲンの結果も悪く無いし
あそこまで
引き留めんと 思うけど〜。
マイドクターじゃないから
帰っていいと言えない
リハビリで
回診あるから
早くかえると
バタバタして
待っとったとにー。
ところが、回診が無いきのう
向かいの病棟に
あたしのｄｒの姿が！
急いで部屋に戻るが
回診無しだから 救急病棟の
患者さんの様子を見に来ただけじゃ無いかと
みんないい、ナースステーション前まで走り、← きもちは 走り、
姿をさがす、
士長がいて、察知し
いま、ここにいらしたんですがー、と
気の毒そうに ふたり立ってると、
出てきた！！
ブンブン手を振る！！
中の患者さんから呼び止められ
足はもどれが、
顔はこっち向いて
マテマテ！
と 飼い犬のように
しっぽブンブン振ってまつ。
何がいいたいか
当然わかってる。
歩いてる！
歩行器は？
リハビリ行く時だけです！
うーむ。
その立ち姿ならギリギリか。
まだ２か月は
コルセットとれんから
筋肉つくりながら、
ダメなことはぜったいやらない！
リハビリ
通院しながらよ！
ハイ！
士長も となりで
息をのむ。
帰ってから
孫が泣いても 抱き上げずに
足で こうこう〜やれる？
ハイ！
みんなのごはん張り切って
買い物いって 重い荷物もたん？
ハイ！
しゃがんで
風呂そうじ、草が生えたけんって
草とりせん？
ハイ！
ワンボックスならいいけど
車に かがんで乗り降りしたり、
孫を乗せたりせん？
ハイ！
娘にもあと２か月は
１０キロ抱えれんから
職場にムリ言ってシフトは
入院中のままにおねがいしてます！
うーむ。
士長！退院の日決めて!！
目を輝かせてソワソワしてる士長。
いつ帰りますか？
あした！
いや、日曜日は帰れない〜
月曜日！
ちょっと待ってください！
書類がそろわないので、早くて１２日です。
じゃ、それで！
白石さーん、血圧はかりましたー？
別の看護士さん。
高っ！
なんで？
あー、いま、興奮してるんです。
すぐにダンナに電話した。
ふつーにみえるけん！
なんで、おるとにせんとや？って言わん？
そやんこともできんなら
なんで 退院したとや？って言わん？
言うかも！！
ハーっ！
おまえが言え、先生に言われたことを
みんなに言え
りおんにも連絡した
夜、おかあさんが帰ってくる。
家族で 協力して 迎えようと
話をしたそうだ。