特別企画品のご案内
「純米大吟醸 一度火入れ原酒 まんさくの花 FAMILY HISTORY」をご紹介します。
酒米の王様とも称される「山田錦」、そのファミリーヒストリーとは。
【お酒の特徴】
「純米大吟醸 一度火入れ原酒 まんさくの花 FAMILY HISTORY」
(日の丸醸造株式会社/秋田県横手市)
酒米の王様「山田錦」。山田錦の父は「短棹渡船(たんかんわたりぶね)」、母は「山田穂」。日本酒好きの方なら、知っている酒米の系図かもしれません。
今日ご紹介する「FAMILY HISTORY」は、親子関係にあたるその3つの酒米を使って醸されたお酒……となる予定でした。
最近になって、山田錦の父にあたる「短棹渡船」の品種は現存しないのでは、と判明したらしいのです。「渡船2号」という酒米が「短棹渡船」か、とも言われてきましたが、系統は似ているが同一ではない、と。山田錦の誕生は1923年。そこからルーツをさらに辿ると、明かされていない点が多いようです。
親子の関係ではない酒米と分かったものの、この純米大吟醸「FAMILY HISTORY」では、「山田錦」・「山田穂」・「渡船2号」と山田錦系統の近縁3種をほぼ同じ量を使用して、約1年間仲良く熟成。
甘みは程よく、酸味は穏やかで香り抑えた純米大吟醸が出来上がりました。
【価格】
720mℓ 1,980円(税込)
【小川屋スタッフから】
「山田錦」の誕生が約100年前ですから、そこからさらに系図を辿ると、謎が多いのも当たり前です。
確かな資料を残すのが難しい時代に、美味しいお酒ができるお米なんだ!と目を輝かせて酒米を育て、醸した人たち。
酒米のルーツを辿ると、旨い酒に魅せられた多くの人たちと、その熱意に触れるようで胸が熱くなります。
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ラベルに系図が描かれたこのお酒は、今年限りの商品とのこと。
「山田錦」を使用したお酒を飲む機会はあっても、「山田穂」や「渡船2号」はあまりお目にかかる機会がないのでは。
歴史をひもとくように、お酒をお楽しみいただけるかもしれません。