2021.07 高齊 りゅう 個展『 祈りの国 』
「鬼灯」(2021)
2021年7月に当ギャラリーにて人形作家 高齊りゅうさんの個展を開催致します。
彼女の人形達には深いかなしみと祈りが込められています。
そのかなしみと祈りは時間の経過と共に姿を変え、次第に本来の形を失ってゆきます。
遠い記憶を辿るような祈りの物語を是非ご高覧頂きたく存じます。
展示会情報
会期:2021.07.22(木) ~ 08.01(日) ※定休日:火、水
時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで)
会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access
音楽:作曲家 Naoko Shibuya (https://musica-nao.amebaownd.com/)
入場無料
展示コンセプト
仄暗い部屋の中でただ祈る。
その祈りは時々誰かを呪いながら。
何かが囁く『━━━━━…』。
それでも彼等は祈る事をやめなかった。
何を祈っていたのかも、もう思い出せないまま。
作家プロフィール
人形作家 高齊りゅう / Ryu Kozai
twitter:@usagi_kyou
instagram:@usagi_kyou
死は、この世の何よりも鮮烈な悲しみを齎す。
それは遠い記憶になった今も変わらない。
膨大な悲しみは抱えきれず、あの日私の頭は無言のまま機能を停止した。
年月が過ぎ、少しずつ少しずつかなしみを砕いて、其れらと向き合う時。
長い時間をかけて幾度となく反芻し、咀嚼を繰り返す。
最後の一欠片を消化しきるまで。
人形は私に囁く。
-忘れていることがある、なにかかなしいこと-
あなたの耳元でも。
略歴
2011年 アートマスターズスクール創作人形科に入学、人形を笹谷郁夫氏に、衣装を河津明美氏に師事
2013年 銀座人形館Angel Dolls「注目の新人作家展」
2014年 丸善丸の内オアゾ「夢の記憶人形展」
三輪輝子氏の工房スタッフとして勤務
2017年 銀座モダンアート「闇黒耽美展」
ミ・アモーレGallery 個展「ヒトガタの夢」
東京都美術館「美術の祭典東京展」 他
2018年 ミ・アモーレGallery 個展「真夜中のシンデレラ」
横浜人形の家「My・クリエイティブドール展」
前衛派珈琲処マッチングモヲル Gallery 螺旋 個展「月光の残骸」
2019年 東急Bunkamuraギャラリー「アリス幻想綺譚2019」
画廊珈琲Zaroff 個展「花々の鎮魂歌」
ヴァニラ画廊「【DOLLS 瞳の奥の静かな微笑み】出版記念展覧会」 他
2020年 gallery hydrangea「舞踏の残滓 」
スパンアートギャラリー「少女礼賛-少女たちが奏でる共通認識-」
2021年 東急Bunkamuraギャラリー「少女礼賛-少女たちが奏でる共通認識-」出展予定 他
以上
「寂しさに蓋をする」(2018)
楽曲アーティスト
Naoko Shibuya 作曲家/ピアニスト
ピアノや室内楽曲、歌曲などの作曲演奏活動の他、朗読や絵画、舞踏とのコラボレーションなども行う。
音高時代に巴里の老舗楽譜出版社アンリ・ルモワンヌ社の、絵本のように美しい楽譜に魅せられ作曲家になる事を決意。
物語や詩をテーマに制作する事も多く、《音の絵本》作りをライフワークとしている。
本展会場にて新作アルバム作品を展示販売致します。
新作アルバム ~ 無言歌 ~
¥1,000
全10曲 (トータルタイム:38分)
1.星の砂の記憶
2.小さな夜の無言歌
3.追慕
4.風が運んだ手紙
5.Rain Rain stay with me
6.ゆりかご
7.ヴェラ
8.Last Waltz
9.Afterglow
10.朝日が昇るまで
以上
ご高覧の程、宜しくお願い申し上げます。