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菓子工房づくり①

2021.05.11 05:50


5月。

ここ山梨に来て一年。


かけぬけました。


あの夏、あの秋、あの冬。



そしてまた芽吹きの春。

「自分はここで何をしたいのか、何をするべきなのか」を今一度考えました。


なんとなく「こうなったらいいな」


と考えていたことを


「やろう」に変えることができたのは



ある時期 体調とともに少し気持ちが落ち込んでしまったことがきっかけでした。



沈んでいる時

朝日はいつもわたしにパワーを与えてくれているけれど



もしかしたら明日は、同じように朝日を拝めないかもしれない。



土と草と木と風

鳥の鳴き声


返事を先延ばしにした友達、家族


大好きなすべてと

明日という日は


ないかもしれない。




そんなことを

深いところで体育座りしながら


わたしがこの地に巡り会って、

ここでやるべきことを考えました。




居ても立っても居られなくなって

立ち上がったら


とおるちゃんもとおるちゃんで、


「お店をやろう。」


そう呼びかけてきたタイミングでした。







当初

中古のバンを買って、キッチンカーで移動販売することを考えました。


お菓子とコーヒーと軽食と。


でもそれには別に製造所が必要で、飲食店のお友だちに頼んで、お休みの日にお借りする方向で計画していました。



しかし、

肝心のキッチンカーにするための、

いい感じの車がなかなか見つからない。

時期の問題もあるのでしょうか。



足踏みしていたら、


お知り合いの方から

ふと

賃貸の空き家の話をいただきました。



しかも破格のお値段。


ピンときて

「そこでお店ができるんじゃない???」


その足で見学に行き


とてもとても古いお家だけど

手を加えたらすごく良い感じになりそうだ、

と好感触。




でも汲み取り式のトイレが問題で、

飲食店として使うには

浄化槽の設置からしないといけない。


お家の構造をよくよく見ていくと、

補修もかなり必要。


お店はやっぱり、むずかしいのかな。


半ばあきらめかけていた頃に、


「ありささんのお菓子を食べたい」

と声をかけてくれる人たちが居て


もう一度、考え直して


保健所の審査項目もチェックし直して



今の建物の構造を生かして、

お菓子工房なら作れるかもしれない。


前庭を使って、

テイクアウトのお菓子屋さん。


そして、車が手に入った頃に

キッチンカーへ改装して飲食店許可をとり、

その車を庭に置けば

とおるちゃんコーヒーも出せる。


そう思ったら即

その足で保健所へ行ってあれこれ聞いて。



「なんとか出来そうだ。」

と、ようやくスタートライン。


菓子製造許可を

取るべく、

動き出した5月。

ここ山梨へ来て、一年。