Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ねこだれる

2016おひとりさま東京旅行7。東京のお店をナメてはいけない。地図と実際の距離感差もナメてはいけない。

2016.12.08 14:39


 ぱちっと起きる。

 前日も早く起きたせいか、わりとちゃんと起きることができました。ちなみに疲れたせいか、眠るのもカクっと眠ることができました。寝る前にアミノバイタルを飲んだおかげか、筋肉痛や疲れもありません。ありがとうアミノバイタル。こんなときこそ使うべきアミノバイタル。いやスポーツのときに使え。

 ともあれ、昨日買ってあったパンとか食べながら支度します。昨日調べたところによると、ソラマチにあるムーミンカフェは朝8時からやっているという働き者なので、ここから攻めることにします。

 あと、暑いしsuicaどうやって買うか分かんないし路線図見たらほとんど目的地はメトロで行けることが判明したので、メトロ乗り放題を買うことにする。というか暑くてJRとか使える気になれぬ……。

 よーし、たぶん忘れ物もないし、ホテルを出るよーと部屋を出る。

 そこに「ゲフォッ、ゲゲホッ!」とまた重そうな風邪の声が響く。昨日も辛そうだったとなりのとなりの部屋の人は、まだ全く治る様子がないようです。大丈夫かね。

 またエレベーターで異国の家族の人たちとすれ違ったりします。結局、このホテルでは異国の人しか出会いませんでした。100%でした。言葉が違うのにネットで予約したりしてるのかなあ。すごいなあ。私なんて日本語でもえっちらおっちらでしたが。

 下に下りていくと、フロントはまた異国の人だかりです。今日は受付の人が二人いて、昨日のお兄さんと異国のお兄さんがいます。また異国の言葉をあやつっておる。ここは本当にジャパンなのか。

 後ろで待っていると順番が来て、日本のほうのお兄さんにカードキーを渡して一安心。えーとなんとなくお世話になりました。

 さて、私の手には超重たい図録や椅子があります。体力が回復してきているので昨日ほど重くは感じませんが、帰りはこれにお土産が加わることを考えると気のほうが重い。

 もう外から上野駅の階段を上る気は無いので、最寄の駅からメトロで上野へ行き、そこで荷物をロッカーに預けることとします。

 ふんふんと重たい荷物を持って上野駅に行く。さーて、開いてるロッカー、は……。

 えー。

 開いてるロッカーが無いよ!?(ガガーン) 一つもないよ!

 ど、どういうことヅラ。大人気なのか上野駅。他にも無いのか探すにも、荷物が重いので駅員さんに聞くことにします。すると。

「あー、サミットの関係で、ロッカー全部使えないんですよ。向こうにヨドバシカメラがありますから、そこを使ってください。ああいってこういってああです」

 駅員からまさかの、ヨドバシカメラ勧めです。ど、どうもありがとうございますとお礼を言って言われたとおりに進みます。なんか不思議だな。

 少し進むとそこにも駅のロッカーがあって、なるほどサミットのせいでこの期間は封鎖されると書いてあります。慎重ですサミット。東京でやるわけじゃないけど危険はあるわけか。

 地上に出ると、なるほどヨドバシカメラです。良かった空いてる、というか駅よりずっと値段が安い! かえってココでよかった! 駅員さん教えてくれてありがとう!

 傍の道が斜めに走っています。お店が混みこみと建っています。これがアメ横というものでしょうか。良く分かりませんが。

 ともあれ無事に重い荷物を預けることもできたので、ソラマチへ向かいます。なんか浅草まで行ったらスカイツリーラインとかいうのがあるらしい。メトロは乗り放題なので気楽です。

 乗り換えてスカイツリーラインに乗ると、ホームが外なので暑いです。あとホームの横幅がとても狭い。すごい。

 でも、列車からは隅田川が見えたりして楽しい。メトロは何も見えないし、JRは周りが囲まれていたりしたので景色が素敵です。

 楽しく乗っているとすぐ着きました。すぐにムーミンカフェも見つかりました。早速にょろりと入ってみると、入り口手前がショップになっていて、向こう側がカフェのようです。朝早すぎて、流石に私しかお客さんがいません。

 ムーミンワッフル(サンド)を注文して、横にあるスナフキンの人形(でっかい)を写真を撮ったりしてヒマをつぶします。その向かいにはムーミンがいて、まあ四人席が私とムーミンとスナフキンとで埋まっている形です。

 カフェの中にはかように大きなムーミンたちの人形が置いてあって、フォークやナプキンなどもいろいろかわいいです。理想的なムーミンのカフェといえましょう。

 遊んでいるうちに料理がやってきました。思ったより美味しい! もっとこう、形だけのなんちゃって料理かと思っていましたが、おいしいです。

 ワッフルがムーミンの形なのですが、これが甘くて美味しい! サラダのマカロニはムーミンキャラやニョロニョロになっていてかわいい。コーンスープもけっこう凝っていて美味しい味です。あとはチーズとベーコン、スクランブルエッグがついています。

 朝なので丁度いいなという量で、満足してカフェを出る。ついでに、せっかく来たのでスカイツリーを廻ってみましょう。

 ですが、お土産店以外はみんな閉まっていました。うろうろしましたが、外が見える窓とかもなかったので、とりあえずキティちゃんのきんちゃくがついたキティちゃん煎餅を買ってみる。ちなみにこの煎餅はすごく固かったのですが、母がきんちゃくを大変気に入ったので良かったです。何が気に入られるかわからんな。

 他に何も無いのであきらめて外に出ました。そして、外から眺めてやっと「スカイツリーだー」と思う始末。中から先に入るとダメですね。外は天気が良く、すぐ近くでスズメが朝から元気に交尾しているという謎。そういう時期の様子。

 さてそろそろ上野動物園が開く時間なので、パンダを見に行きます。正直、「行けたらいいかなー」ぐらいの期待度だったので、メトロの上野駅で降りて、軽い気持ちで昨日三時間並んだ近くまで行きます。

 近くに西郷隆盛像があるので、写真を撮っておく。敬天愛人と書かれてましたね。

 昨日とは違うルートで公園に入ったのですが、遠回りだったらしくどこまでもどこまでも道。

 ヨロヨロとやっと動物園に着くと、入り口が幼稚園児の山。修学旅行生もいます。

 どうやらパンダ見学に来ているみたいです。北海道には無い文化です。どうしよう、混んで観られないかもしれませんね。とにかく行って見ます。

 パンダは、入ってすぐ左ぐらいの立地です。近いなパンダ。

 ……パ。

 パンダかわいい!

 朝のお食事タイムらしく、もぐもぐもぐもぐ食べています。活動的です。

 なんだろう、もっと茶色くてゴロゴロしててオッサンみたいなイメージでしたが、パンダよく動いてかわいいです。

 心配していた幼稚園児も、小さくて私の足元サイズですし、先生に「いくよ~」なんていわれてすぐ移動してしまいます。パンダけっこうゆっくり観放題です。

 しかもパンダ二匹いる。パンダかわいい。もそもそしてる。

 あー、上野駅がパンダを推すのもわかります。しかも近くにショップがあったりする商売上手です。

 ショップをひやかしてから他の動物も見てみると、すごく尾の長いサルとか、プレーリードックさんとか、ぞうさんとか、白いフクロウとかオジロワシとか、どうぶつ好きにはたまらぬラインナップ。

 かわうそが泳ぐところも入り口付近で見られたり。楽しい上野動物園。

 しかし、温度は上昇してきていますし、他でもみたことのある動物も多いので、ここは全部回らずに出ることにします。見たい動物はけっこう手前にあったので助かりました。

 さて。

 ……。

 上野公園、広いな。当然また駅まで歩くと思うと気が重いです。

 折角なので不忍池まで下りてみてみますが、前回来たときとは違い、オシドリもいないし花も咲いていません。スズメがしつこくメスを追い掛け回しているだけです。まあそういう時期。

 けっこう歩いて駅まで行って、なんとか次へ。ここでも乗換えまでの駅の道がわりと長くて苦労する……。上野広小路から御徒町駅に行きたかったんですが……。地図的には駅は繋がっているんですが、実際に行くと予想と違って大変ですね。

 タイムロスしましたが、なんとかお昼ゴハンを食べるために頑張ります。はあはあ。目的地はパーコー麺、じゃなくって『肉の万世』です。

 秋葉原で下りて神田まで歩くのです。しかしこれも、地図上では近く見えたのですがけっこう歩いた。ぜんぜん見えないので道を間違えたと思ったほどです。途中に川がありましたが、後で考えるとあれが神田川だったのかな……。

 肉の万世は、それぞれの階がそれぞれハンバーグとかステーキとかすきやきとか、お肉のメニューのお店だという凄い店です。肉々しいです。

 外側は改装中でしたが、やっとお店を見つけたら今度はパーコー麺のお店が見つかりません。どうなっておる。

 1階はお土産屋というかコンビニになっていますので、そこのお兄さんに聞いてみます。

「そこにある入り口から出て」

「出て!?」

「すぐ右で食券を買ってください。左にありますので」

「は、はい」

 それは……、外だ。外だな。

 若干いぶかりながら外に出て、右を見るとたしかに食券売り場がある。自動販売機とかなか卯とかみたいなアレです。

 そして確かにビルの外に建物が。ビルにくっついてはいる形なのですが、ほとんど独立しているような感じです。

 無難にぽちぽちと「排骨(パーコー)拉麺」の券を買い、「入り口どこ……」とか思いながら、少し奥にある入り口に入ります。ここでいいですかと聞いたらいいと言われたので正しかったようです。難しいな。

 「いま無料で大盛りにできますがどうしますか」と言われましたが、「いえ普通でお願いします」とお断りさせていただきました。パーコー麺とは平たく言えば、ラーメンにトンカツがのっているような料理なので普通でもあぶないのです。

 少し落ち着いて周りを見ると、みんな男性で若い男の人か、いかにも昼休みのサラリーマンです。壁には居酒屋メニューが貼ってあります。ここは昼はラーメン、夜は居酒屋になるのです。

 何故ここに私が来たかというと、私はパーコー麺好きなのです。昔ロイヤルホストのメニューにあったのですが消えてしまい、他にもたまに出すお店ができたら店ごと消えるとか、幸うすい知名度も存在感も薄いはかないメニューにかかわらず、私は大好きなのです。ラーメンといっても中華風のスープで、薄醤油仕立てです。麺もストレートの中華麺です。おいしいのです。

 そんな感慨に浸っていると、来ました、パーコー麺です。

 さーて味は。ぱふ。

 ……。

 うまあああああ! 今までのパーコー麺で、一番うまああああ!

 肉の万世だけ、北海道に来てくれないかなあ! なんならパーコー麺だけでもいいよ!

 麺もスープもパーコーも美味しい!

 もりもりと、まあ女性の普通ペースでおいしく食べましたが、やはりけっこう頑張ることに。

 スープは残しましたが、なんとか完食です。大盛りにしなくて本当に良かった。

 私の帰り際に、女性が二人ぐらい別々に入ってきました。会社で働くおねえさんのお昼休みでしょう。頑張ってください。

 帰りに、さきほど道を教えてくれたお兄さんに言って「お土産の、肉が二枚のカツサンドください」とお願いしました。空港には肉が一枚のカツサンドが売っていたのですが、折角なので二枚のほうにしておきましょう。なにしろパーコー麺が美味しかったのでカツサンドにも期待できます。

 すると「パンの耳サービスしてますが、つけておきますか?」と言われて、よくあるスティック状になったやつかな? と思って「ハイ」と反射的に言うと、大きい角食のパンの耳を、普通の六枚切で売っているぐらいの量でドゴンとくれたので驚きました。しかしもう「いりません」とも言えぬ。カバンが急にカツサンドとパンの耳で圧迫されてきました。ああもう、なるようになるがよい。だってこれ↓だよ……。


 さて。

 おなかも一杯になったので、これからスケートしに行きますよ! ヘイヘイヘイ!

 札幌のスケート場しか知らないので、東京がどんなものか、とりあえずちょっとだけ試してみようじゃありませんか! ヘイヘイヘイ!

 まだ時間もあったので一時間ぐらい行ってみよーとか軽い気持ちでしたが、正直、先に言っちゃうとここまでの旅で一番歩いた。すごく。

 教訓。地図と実際の距離感の違いをナメてはいけません。