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その日ばかりの野鳥観察

雌雄を決する(シロチドリ)

2021.05.12 21:26

ゴールデンウィーク中、いつもの海岸に行きましたが、目新しい野鳥には出会えませんでした。

潮の満ち引きのタイミングが悪いのか、浅瀬や岩場が少ないのも影響しているのかもしれません。

イワツバメ、カルガモ、カワウなどを見かける事は出来ました。

ヒドリガモの番も1組だけ残っていました。


いつもと違う順路で散策してみる事にしました。

海辺まで、ほとんど何もない砂浜を歩いていた時の事です。

進行方向に動く物を見つけました。

枯れ葉などが風で動いたのかなと思っていたら、シロチドリでした。



頭頂が茶色く、額が黒色なので夏羽の♂だと思います。

胸にある黒い線が繋がっていない事が多いのですが、この個体は微妙に繋がっていました。

近付いても飛ばず、足早に走って逃げて行きます。

と、別の方角から鳴き声がします。

目を受けると、もう1羽いました。



こちらもシロチドリですが、全体的に褐色です。

額の黒色や胸の黒線が目立たないので、♂の冬羽か♀のどちらかだと思います。

多分、傍にいる夏羽の♂とは番の♀であろうと推測しました。

慣用句とは異なる意味で、「雌雄を決する」のが難しいです。


お互いに鳴き合いながら、同じ方向に逃げて行きます。

擬傷行動ではありませんでしたが、もしかすると近くで営巣するのかもしれません。

たまには普段と異なる場所や異なる順路で散策すると、新たな出会いや発見があるかもしれません。



~おまけ~


砂浜から帰る途中の芝生で、タンポポの種を貪っているカワラヒワを見つけました。

改めてみると、黄・茶・黒・緑(オリーブ)と多彩な色です。

この鳥も♂と♀では頭部に微妙な色の違いがあるそうなのですが、今のところ私には識別不能です。