「議論する・話し合う」を意味する“Discuss”と“Talk”の違い
おはようございます、Jayです。
東京オリンピック・パラリンピックの延期や中止を求める声が大半を占めています。
テニスの大坂選手や錦織選手は開催について議論する必要があると言っています。
この「議論する」や「話し合う」は英語で“discuss”や“talk”がありますが、今朝はこれらの違いです。
“discuss”(ディスカス)=“talk”よりもかしこまっていて、重要な議題などを「議論する・話し合う」時に使う
“talk”(米:ターク、英:トーク)=“discuss”よりもかしこまっていて、気軽に「話し合う・議論する」時に使う
“discuss”はかしこまっていて“talk”は砕けた言い方で意味は同じ。
以上!
“えっ、それで終わり…?”
そういうわけにはいきませんよね。(;^ω^)
もちろんもっと深堀しますよ。
日常生活で旅行のプランを決める時ややスポーツチームのオーナーではないファン達がどうすれば応援するチームがより強くなるかなど(気軽な場面)、一つの答えや結論を見出そうとする時は“discuss”を使ったりもします。
「今度の休みどこか行こうか~?」やチームがどうすれば強くなるかについて特にそこまで結論を求めない時は“talk”でOKです。
次に品詞についても見てみましょう。
どちらも動詞ですが、“discuss”は「他動詞」で“talk”は「自動詞・他動詞」(どちらにもなる)です。
「自動詞」はその動詞だけで意味を成してるけど、「他動詞」は目的語を必要とします。
つまり“Let's talk.=〇”(話そう。)とは言えるけど、“Let's discuss.=×”(話し合おう。)とは言えない。
訳にもありますが、日本語の「話す」と「話し合う」と考えればわかりやすいかもしれません。
“talk”は「話す」にも「話し合う」にも訳せるので使い方によって自動詞・他動詞になりますが、“discuss”は「議論する・話し合う」のみなので必然的に他動詞となります。
“discuss”は“discuss 〇〇”(〇〇について議論する)と、「〇〇」という目的語が必要です。
例:
“Let's discuss the Olympic and Paralympic Games.”
「オリンピック・パラリンピックについて議論しましょう。」
“discuss”の場合は“discuss 〇〇(目的語)”で良いのですが、“talk”は目的語の前に前置詞が必要です。
〇:“Let's talk about the Olympic and Paralympic Games.”
×:“Let's talk the Olympic and Paralympic Games.”
逆に“discuss”に前置詞を加えるのも文法的に間違っています。(“discuss”には「〇〇(について)話し合う・議論する」の(〇〇について)が含まれている)
×:“Let's discuss about the trip.”
これを訳すと「旅行についてについて話し合おう。」となります。
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