「Mate9」「MediaPad M3」「FIT」でApple&Androidに挑むファーウェイ
【ビジネス ニュース】 平成二十八年十二月十三日に東京・日本橋にて、華為技術日本(代取:閻力大(エン・リダ))は『新製品発表会』を開催した。同社の親会社は華為技術有限公司(CEO:任正非)。取締役らは比較的、年齢が若いが、ブランド「ファーウェイ」は国内でも躍進を続けている。タブレットがアップルに次いだシェアである点やスマホの販売台数が四位に食い込んでいる点等を、ファーウェイ デバイス ジャパン コリア リージョナル プレジデントの呉波(ゴハ)が述べた。
呉プレジは三十代。
日本市場に重点を置く同社は、最上級モデルのスマホ「HUAWEI Mate9(六万八百円)」、タブレット「HUAWEI MediaPad M3(四万二千八百円)」、スポーツリストバンド「HUAWEI FIT(一万五千八百円)」の三種を発表。価格は市場想定売価で税抜き、タブレットはプレミアム モデル。
<日本はMate9とM3で>
スマホとタブレットはビジネス ユーザを意識している。「Mate9」は新世代のCPUと学習アルゴリズム、超急速充電と大容量バッテリ、LeicaのWレンズカメラがポイントだ。新CPU「Kirin960」は、オクタコア。パファーマンスと電力効率を向上させ、デフラグ システムもある。充電は二十分で約一日の使用が可能で、四千㍉のバッテリは連続使用二日以上も持つ(標準仕様時)。ビジネスマンには、「デュアルSIM」が心強い。同時待ち受けが可能で、国内の通信業者を略網羅する。
音に拘る「M3」プレミアモデルは、AKGイヤホンが付属する。音響チューニング、デュアル スピーカ、パワーアンプに自信をもつ。ディスプレイは2Kで、「AbemaTV」がプリインストールされている。CPUは「Kirin950」のオクタコア。指紋認証センサを搭載する。テザリング時の最大接続台数は八台だ。また世界最大のコンシューマ エレクトロニクスショー「IFA二〇一六」で九賞を受賞した。
品質に圧倒的な自信
「FIT」は心拍測定機能を搭載する。五気圧の防水で連続使用は約六日間。ディスプレイは強強度のゴリラガラスのタッチスクリーン。フェイス デザインは六種で、幅十八㍉のベルトは市販と交換可。AndroidとiOSに対応。BluetoothⓇペアリングだ。測定精度に自信があり、独自の「肌色識別アルゴリズム」を採用している。また「FIT」は収集データを基にしたアドバイス機能に強いと自負。専用アプリではトレーニング プランや運動量の管理も可能だ。重さは三十五㌘。
呉プレジは、日本市場で受け入れられた理由を「弊社が日本市場において、品質を追い求めたらから。日本市場では生き残る事を重視している。生き残る為には品質を高める事。」とし、競合他社に負けない製品品質の提供が肝である点を深く理解している。呉プレジは「Mate9」について、革命的なスマートフォンと表現した。R&Dに力を入れており、売上高の一割を回す。全従業員のおよそ半数がR&Dに携わる程だ。国内にも研究所がある。また同日夜には「クリスマス パーティ」も開催した。
全て十六日より発売。アマゾン等のECサイトやビックカメラ等の家電量販店で取り扱う。尚、タッチ&トライは二十五日迄、主要都市で開催(詳細は公式HP)。
ファーウェイ・ジャパン『新製品発表会』
撮影記者:金剛正臣