カモ、カエル、カメ。
2021.05.15 03:30
川で目視調査をしていると、
カメのようなシルエットで、見間違えてしまう生き物がいる。
それが、カモとカエルだ。
秋の終わり頃から冬にかけて、冬鳥たちがやってくる。
川では、さまざまなカモ類があっちこっちで見られるようになり、とても賑やかだ。
写真は、河岸で一休み中のカモ。
双眼鏡やカメラのズームで見れば、見間違うことなく「カモ」だとわかるのだが…
遠くからパッと見かけると、一瞬「カメかな?」と見間違えてしまう。
とくに、カルガモ。
カルガモは他のカモ類と異なり、春や秋、カメ類が日光浴活動をする時期にも頻繁にみかける。
カモたちには申し訳ないのだが、
カメだと思って双眼鏡を覗きこんだ時、カメじゃないと落胆してしまう。
そして、春からはカエル。
とくに、ウシガエル。
ウシガエルのサイズ感、体の黒っぽさ、そして位置。
カメに似ている三つの要素を兼ね備えた彼らは、ちょうど今の時期に見間違えることが多々ある。
双眼鏡でよくよく観察しないと分からない時もあり、とにかくややこしい…。
カメ、時々カモ、カエル。
カメだけをずーっと追いかけ続けていたら、
50m先のカメを、見間違えることもなくなっていくのだろうか…。