劇団競泳水着『夜から夜へ』
以前、私も2度出演させて頂いた
劇団競泳水着。
久々の、本公演が行われて初日の『夜から夜へ』に行きました。
マスクで苦しいのか思い出が胸を圧迫するのか。
今作の前に実は公演があったといえばあったのですが。
恐らく本公演は、こちらが、久方ぶりになるはず。
私の“2番目の女”“都合のいい女”を印象付けて下さった場所。笑)
あれから何年が経ったのかな。
時間が、大きく何かを、作品を変えてしまっていたら、私はどう思うのだろう。
なんて色々考えたり、久々に顔を合わせるなら、と無性に緊張して劇場へ。
受け付けでめっちゃ手が震えるくらい、緊張してた。←
あの時から時間は経った。
でも個人的に既視感ある、「あぁこれこれ」と言いたい核は、残っていて。
おかえりなさい、と言いたい人も沢山いるんじゃないかな、と思ったり。
だから、「じゃぁ、書かなきゃ」ですよ、と、本当は直接言いたかったり。本編より)
実際は勿論面会禁止なので会えず。
スタッフさんにも、挨拶できず。
お世話になった音響さんは、やっぱり天才だった。
マジ凄いよスマホのバイブ音の差といい、ラストの入りといい(ラストの音入りで込み上げたのは内緒)。
マスクで苦しいのか思い出で胸が苦しいのか。
観ながら思い出が邪魔しすぎて、本当邪魔すぎた。個人的)
以前より“大人”な人達が登場する。
普通は誰か1人に共感は出来ないかもしれないけど、クズな部分に共感持ってしまう私も、大人になったのだなぁ(?)とふいに、しみじみしてしまった。
なんか違うベクトルだろうけど。自覚)
ボリュームのある恋愛グダグダ群像劇。
実は始まる前から、私が2013年に出演させて頂いた『ろまんちっくらぶ?』が舞台上から想起された。
開けてみると、人物の配置も、なんとなくの空気も、私が知ってる限り思い出しちゃった。
出演者があの時と3人、同じってのもあるかもしれないけれどね。笑)
より大人の厚みを増して、帰ってきてた。
厚みは、時間経過、年齢の積み重ね。
でも欲していた部分は裏切ることなく紡がれていった。
映画『花束みたいな恋をした』みたいな流れも感じつつ、どうしてこれらには京王線が登場するのだろうか。ね。
さすがにボリュームありすぎ感はあるけれど、溜まりに溜まった、主宰の“寂しかった”を最後まで聞いてあげる他ない。
しょうがないな、なんて。
誰目線だ、って話でごめんなさいだけど。笑)
ちゃんと惹きつけてくれるから大丈夫。
私の人生の短い、とある時間がバチこり決まってしまったから、個人の情が混じっているかもしれない。
それでもきっと、今日の初日、そしてこれから観るお客さんに、何か競泳水着の面白さがガツンと伝わるんじゃないかな。なんて。
こんな夜に誰とも話さず、飲みにも行けないなんて…!
飲んで飲んだくれて、過去のアレコレについれクダ巻いて、今のことも聞かせてもらう。
そんな時間が、欲しかったな。面倒)
けどその爆発も、劇中で代わりに叫んでもらったのでヨシとしますか。
日々暗いことが多くて。(それでも元気ですが。)
日々、明るく前を向いて、とか、ポジティブに、なんて考えも疲れてきてて。
たまにはこうして、思いっきりおセンチになる夜が許されるのも、いいのではないかしら。
悲劇のヒロインになりきらせてくれるよ。
「あの公演のせいだ」って、“せい”に出来るよ。笑)
そんな感情も、観ながら浮かぶ顔を懐かしんだり、誰かを想う120分になりました。
元々、失恋ソング好きな私だから刺さったのかもしれないですが。
勿論帰り道は色ーんな思い出と共に、失恋ソング?メドレーでした。笑)
あぁっ泣きたい。あぁ、飲みたい!←
知ってる方とは、話したかったな。
個人的ですが、最近、仲が良かったと思っていた人にショックを受けていたからなんとなく、会っても、冷たい反応されたらどうしようという思いで緊張してたのかも。
怖かったのかも。
時間が経って、人は変わっていて。
私の何か良くない噂が誰かに伝わっていたかもしれない。
その人自身に、私が失礼な言葉を先に投げたのかもしれない。
昔みたいなテンションはイヤだったのかも?
自分もやったことあるけど、距離置くときに“敬語”になるの、なんでだろ〜。刺)
そういう私も、変わっているんだよなという自負を忘れずに。
の、ごちゃごちゃした気持ちを持っていって、結局誰にも会えないというね。笑)
肩透かしーーぃ。
だからこそ、変わらぬものに触れられて、嬉しかったのかもしれない。
誰にも会えなくて良かったのかもしれない。
えぇー…。
こんなに長く書くつもりがなかったのに。引)
これ程飲みたくなっても飲めないものを観て帰宅して、お酒が進んでるのが原因ですかね。飲んでる)
様々な私個人のタイミングと、これまでの時間が、思ったように刺さったようで。悔)
人生何十年も生きてたら、気持ちの整理も整頓も変化も、あるよな。
私もあるのかしら。昔の仲の良さを、今も想うのは大人には許されないのでしょうか。
話が逸れちゃった。
嬉しい楽しかったを前面に出しつつ、
“寂しい”を裏に置きながら。
自分から迫ると、色んなタイプに分かれながらも、逃げられちゃうからね。
笑。
16日(日)まで、下北沢の駅前劇場にて公演中です。
検温と消毒を入口で全員必須の内、距離を空けた客席が準備されています。
退場の対策もキチンとアナウンスが入り、密を避けた帰りでした。
配信もあるようです。
男女に限らず、恋愛のあれこれグダグダをエンタメとして、是非。
ちなみにこの日、
“2番手の女”が主役の映画『男の優しさは全部下心ですって』のスピンオフ作品写真展が開催されているカフェに足を運んで、からの、“2番目の女”を定義付けて頂いた(?)場所へ行ってるからね。
私が私に染まる日でした。
劇場って、やっぱりイイですね。
今日が初日の公演はとても多かった模様です。
これも久々に手に取った公演のチラシの束。
あぁいいなぁ。
恋しい。
劇団競泳水着『夜から夜まで』HP