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パン・ド・ジェーヌのお話

2021.05.14 03:36
Instagramでご紹介した

「コロンビエ」に似た顔のお菓子。

名前を「Pain de Gêne 」と言います。

「ジェノヴァのパン」という意味。


…と言っても

イタリアから伝わったのではありません。

生粋のパリっ子です!


1855年のこと、

パリのお菓子の名店「シブースト」で

見習いがアーモンドをすりつぶしたものを

焼いてみたところ、

とても美味しかったことで

生まれたお菓子…

当時は「L’ambloisie 」

(ランブロワジー)と呼ばれていました。


それから数年経ち、

シブーストのシェフが

パリの別の名店にこれを持参したところ、

アーモンドの香り高さから

ジェノヴァでのフランス軍を

支えたアーモンドのエピソードを思い出し、

菓銘を変更したのだそうです。

(詳しくは大森由紀子先生の

『フランス菓子図鑑』をご覧ください)


そんな背景を持つだけあり

アーモンドの香りや味わいを

堪能できるこのお菓子、

昔は量り売りされていたと

文献にも見られます。

フランス人に尋ねたところ、

今ではほとんど見かけないなぁ…

とのことですが、

生地のベースは

様々な焼き菓子に形を変えて

現在に伝わっているのでしょう。


今回はマンケ型を使いましたが、

本来はウネのある型…

タルト型のような…

で焼かれていたようで、

日本の昔懐かしい紙型のマドレーヌは