足趾(指)に起こる症状と変形
みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
前回は足趾の機能についてお伝えしましたが、今回は足趾の機能不全により起こる症状や変形についてお伝えしていきます。
外反母趾
母趾(親指・第1趾)の付け根の関節が内側に大きく突き出し、通常よりも外側(第2趾)方向に「くの字」に曲がってしまうもの。
内反小趾
外反母趾とは逆に小趾(小指・第5趾)の付け根の関節が外側に大きく突き出し内側(第4趾)側に「くの字」まがってしまうもの。
外反母趾・内反小趾ともにヒールなどつま先の狭い靴を履いている方に多くみられます。突出した付け根の部分が靴と擦れて痛みや腫れが起き、歩行障害の原因となることも多くあります。
どちらも足趾を開く(パー)機能が低下することで起こります。
浮き趾
自然と立った際に、足趾に体重がかかっていない状態のものです。
足趾を使わず、付け根の部分(母趾球や小趾球部)と踵に体重がかかり、歩行時などに足趾が使えていない状態になります。
原因としては、スリッパやサンダルなど、踵の支えがないものを履くことが多い方によくみられます。わらじやビーチサンダルの鼻緒(前坪)のように足趾で掴んで歩くものは足趾にとっても良い履物ですが、スリッパなど歩く際につま先を上げなければ脱げてしまう履物は足趾の握る力(グー)を使わず、指先を上げ続けるため足趾の機能低下に繋がります。
クロートゥ(鉤爪趾)
足の趾が鉤爪のように曲がってしまうもの。
ハンマートゥ(槌趾)
足の趾がZ字状に変形したもの。
クロートゥ・ハンマートゥともに足趾の握りが上手く機能していない状態となります。
原因としては、サイズの小さい靴を履き続けることで起こりやすくなります。特に子どもの足は成長が早く、少なくとも半年に一度は見直してあげることが大切になります。
また、浮き趾・クロートゥ・ハンマートゥは、足趾の関節の背面が靴と擦れやすく、痛みや腫れなどの症状を起こしやすく、歩行障害の原因となります。
足趾の機能は、生活する上でとても大切になります。
特に、子どもの足の機能は成長していく中で、大きくなる身体を支えるために必要なものです。
「普段からよく転びやすい」「タコや魚の目など、足の皮膚が肥厚しやすい」「腫れたり、痛みが出やすい」という場合は、足趾の機能低下の訴えかもしれません。
早めに対処すれば、手術をせずに改善することもできます!
大切な足を守るために、この機会に一度チェックしてみましょう!
気になる方は、お気軽にご連絡ください!
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY