汝の御手は夜も昼も、わが上にありて重し
2021.05.14 14:30
真剣に自分の本性に向き合う時、
この叫びが自分のことばとして浮上してきます。
詩篇32篇
その咎(とが)をゆるされ、
その罪をおおわれし者は、幸いなり。
不義を主に負わせられざる者、
心に偽りなき者は、さいわいなり。
われ言いあらわさざりし時には、
日ねもす悲しみ叫びたるがゆえに、
わが骨ふるびおとろえたり。
汝の御手は夜も昼も、わが上にありて重し、
わが身の潤いは変わりて、夏の日照りの如くなれり。
かくてわれ、汝のみまえにわが罪をあらわし、
わが不義をおおわざりき。
われ言えらく、わが咎を主に言いあらわさんと、
かかる時しも汝、わが罪のよこしまを赦(ゆる)したまえり。
されば神をうやまう者は、
汝にあうことを得べき間に汝に祈らん、
大水あふれ流るるとも、必ずその身に及ばじ。
汝はわが隠るべき所なり、
汝なやみを防ぎて我を守り、
救いの歌をもて、我をかこみたまわん。
われ汝をおしえ、汝を歩むべき道に導き、
わが目を汝にとめてさとさん。
汝ら弁(わきま)えなき馬の如く、
驢馬(うさぎうま)の如くなるなかれ、
彼らは轡(くつわ)、手綱(たづな)の如き具をもて引きとめずは、
近づききたることなし。
悪しき者は悲しみ多かれど、
主によりたのむ者は、憐みにて囲まれん。
正しき者よ、主を喜びたのしめ、
すべて心の直き者よ、喜び呼ばうべし。