謎・49:魔法使いがほろ酔い?クセが強すぎるちょっと変わった『シンデレラ』。
『シンデレラ物語』に出てくる、お話の中でも重要な人物「魔法使い」。
シンデレラがお城の舞踏会に行けるように助けてくれる、救世主のような存在ですよね。
本によって「妖精」や「フェアリーゴットマザー」と書かれていたり、「老婆」なんていうものもあったりします。
そんな「シンデレラの魔法使い」、皆さんはどんなイメージを持っているのでしょうか?
美しい女性?
小さくてかわいい妖精?
優しいおばあさん?
ちょっと怖い魔女?
人によって思い浮かべる人物像は、結構違うかもしれません。
それもそのはず、実は本によって様々な描かれ方をしてるんです。
出版された国や年代によって魔法使いの人物像には結構、違いがあるんですよ。
えっ、お酒飲んでる?ちょっとおもしろい魔法使い、登場。
そんな中でも、特に個性的でおもしろいシンデレラがあります。
それは1938年の、ちょっと変わったシンデレラ。
実はこのシンデレラでは、どんなに待ってもぜんぜん魔法使いが来ないのです!
そして・・・色々あってようやくやって来た魔法使いは、お酒、飲んでます?
まさかのほろ酔い?!
しかも、ありえない乗り物でやって来ます。
こんな魔法使い、見たことない!
さらに、馬車に変身させるカボチャはびっくりなものから出現。
馬にするネズミも、予想を超えた驚きのもので決めるんです。
ついにはシンデレラの馬車ではなく、別の馬車を出してしまう始末・・・やっぱり酔ってますよね?
ちょっと心配な魔法使い・・・。
でも本人はとっても陽気で楽しそう!
魔法使いって、神秘的で神々しいようなイメージを抱きがちですが、こんなユニークな魔法使いもアリなのかも?!
ついにシンデレラも、驚きの行動に
クセが強すぎな魔法使いに圧倒されながらも、無事に変身し舞踏会に行くことができたシンデレラ。
順調に王子様に気に入られるのですが・・・。
この王子様、登場の仕方も、風貌も、魔法使いに負けないぐらいちょっと変わっています。
こんな王子様も、見たことない!
こちらもクセが強い!
そうこうしているうちに、ついに12時の鐘が鳴ります。
慌てたシンデレラは走り出しますが・・・すぐに戻って来て「あること」をしてから走って帰るのです。
こんなシンデレラも、見たことがありません!
もう全員、クセが強すぎます!
クセが強すぎる『シンデレラ物語』、最後はどうなる?
こんな個性的すぎる『シンデレラ物語』、最後はどうなってしまうのでしょう。
気になりますよね。
実はこの『シンデレラ物語』は絵本ではなく、当時人気のあったアニメーション。
とっても楽しい『シンデレラ』なんです。
私たちプリンセスミュージアムの「世界記録No.1のシンデレラコレクション」の中でも、かなり個性の強いこの作品。
観てみたい!という方は、ぜひ展覧会やイベントへどうぞ!
他にも珍しいシンデレラがたくさんあるので、今まで知らなかった素敵なワクワクにきっと出会えますよ。
「クセが強すぎるシンデレラ物語」。
いったい、どんな魔法使い?
どんな王子様?
シンデレラも個性的!
ぜひ実際に観て、笑って楽しんでいただきたいです!
お待ちしていますね!
原案/シンデレラ研究家 川田雅直
文・構成・デザイン/米山美穂
◆「シンデレラの謎と秘密」を読みたい方はコチラ
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