スクーリングの思い出⑧沈黙の意味
こんにちは。
大阪傾聴ルーム新町(1on1)カウンセラーす~みんです。
産業カウンセラー養成講座では、それまで全く意識しなかったことに目を向ける機会がありました。
自分のクセや思考回路(考え方)、ジェスチャー、相手の話しやしぐさに含まれている感情表現など様々なことに目を向け意識するようになったのですが、最たるものは“沈黙”かもしれません。
会話をしている最中に、ふっと“沈黙”の時間が流れる時ってありますよね。
それが“奇妙な間”のときもあれば、“お互いに考え込んでいて言葉を発しない”ときもあります。
沈黙が続くと、それに耐えられなくなって、何でも構わないから言葉を発してしまった…という経験はないでしょうか?
お互いが沈黙に気が付き、話し始めるタイミングがかぶってしまい照れ笑い(苦笑い?)しながら、「お先にどうぞ、どうぞ。」「いえいえ、あなたの話を先に…」なんて会話になる経験も少なからずあるかと思います。
傾聴カウンセリングでは、クライアントが主体となって会話が進んでいきますので、クライアントが話すのをやめると、沈黙の時間が訪れます。
この“クライアントの沈黙”には、どんな意味があるのか。なぜ黙っているのか。カウンセラーは判断していかなければなりません。考えられる沈黙の意味として、テキストには
①クライアントが自分の内面をみつめ、より適切な言葉を探している
②カウンセラーに自分や問題を語ることをためらっている
③カウンセラーへの不満や怒りなどによって、話すことを拒否している
④混乱や苦悩によって語ることが困難な状態にある
といったことがあげられています。私自身の経験からは、相手から投げられた言葉を受けて、
⑤自分の過去や行動、感情などを振り返っている(この時、カウンセラーの存在はなくなっていて、自分との対話に集中している…)
ということも考えられます。
スクーリングの面接体験学習では、この“沈黙”の出現が多々あり、都度都度その意味を考えさせられました。
①や⑤の場合は、クライアントが話し始めるまで、沈黙を破らずに待っている必要があります。
②や③の場合は、お互いの関係性を築いていく為に適切な言葉を掛けていく必要があります。
④の場合は、混乱や苦悩がどこからくるもなのか見極めつつ適切な対応をしていく必要があります。
判断を誤るとそこから先の流れが変わってしまうので、正直怖い…。
体験学習では、クライアント役の人に、あとで沈黙の意味を答えて貰って、
(えーっ、そんなことを考えていたの!?)(そこは盲点だった…)ということもあり。
“沈黙”という“無”は、とても奥が深くて意味深いものだとあらためて感じました。
ざわついていた教室が、ふいに息を吞むほど静まり返る瞬間。
“沈黙”
この沈黙、この瞬間はなんなんだろう…と考えてみるのも面白いかもしれませんネ。
傾聴ルーム新町(1on1)カウンセラーす~みん