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yoyo

ミッドナイトブルー

2021.05.14 15:00

おちょやん最終回。仕事が始まってからは土曜のダイジェスト版でしか観ることができなかったけれど、ダイジェストでも何度も泣きそうになってしまった。濱田さんがツイートされているとおり、劇の中と外への目配りをきかせて隅々まで計算されたすごい脚本だった。いろんな家族のかたちを、どれも否定することなく描き出したところが私にはすごく救いに思えた。


久しぶりに友人と会う。仕事を辞めることにしたという話を聞く。原因は上司にあるのだけれど、「上司のことを嫌いになる前に辞めようと思った」と友人は言った。険悪になる前に辞めたら、今後もご飯に行ったりできるだろうし、と。前までの私なら、そんな人とはもうご飯行かなくてもいいのではと思っただろうと思う。けれどもそうではないのだ。一度縁を結んだ中に居れば、何かの流れで偶然一緒にご飯に行くこともある。ご飯まではなくてもその場に居合わせることがあるかもしれない。その時に険悪な人同士がいたら、周りに気を遣わせるし、自分もいい思いはしない。つまり下手に気持ちを露わにするよりも、嫌いになる前に離れた方が今後の自分の人生において圧倒的に楽なのだ。違和感を感じても口をつぐむ。納得してなくても納得したふりをする。「嫌いになる前に離れる」というのは恋愛ドラマの中の話だけなく、日常生活において、シンプルにそうなのだ。と年を重ねた今なら納得できる。結局、気持ちを露わにしたい人の前でそれができたらそれでいいのだ。


夜は漫画を読む。須藤さんのミッドナイトブルーがとても良かった。