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アトリエ三月

津城野葉太 個展 三つ子の時代

2021.05.16 04:40

津城野葉太個展 三つ子の時代

企画展:全館

会期:2021年5月28日(金)-6月8日(火)

時間:平日15:00-19:00 土日祝13:00-19:00 水木休み 

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本展示のメインとなる三部作はそれぞれ昭和、平成、令和の3つの時代を主題に描かれたものです。

そして奇しくもこれら三部作の3年に渡る製作期間は、「平成」「コロナ渦前の令和」「コロナ禍下の令和」の3つの時代に分かれました。

今回の個展のタイトルについても「3」と「時代」を加えることといたしました。

信じられていた未来、想定と異なる現在、そして繰り返される過去。

レトロフューチャーな世界観の中で交錯する様々な時代観を、鉛筆を通して表現しました。

6年ぶりとなる個展、皆様にご高覧頂けると幸いです。


津城野葉太

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アトリエ三月では津城野葉太個展 三つ子の時代を開催します。

鉛筆を用いて細かい書き込み表現が特徴的な津城野氏の6年ぶりの個展開催となります。

今回はF50号の3部作をメインにした展覧会となります。メインの作品がそれぞれに昭和、平成、令和を主題にして描かれています。

レトロフューチャーとは懐古趣味的(レトロ)な未来(フューチャー)像のことであり、一見相反しているような言葉のように聞こえますが確かに津城野氏の作品に描かれたような未来像が、僕や、多くの大人たちにはありました。

改めて意味を調べ直すとなんと手塚治虫から新世紀エヴァンゲリオン(旧劇場版)まで定義の範疇に入っているのが驚きでしたがまさに私たち大人が歳をとったということを思い知らされます。

1980年ごろにこの言葉が流行した当初は多くの人の未来像は大阪万博に代表されるような原子力発電をエネルギー源とし、色とりどりのプラスティック製品に象徴されるような思い描いていた未来像ではなく、福島第一原子力発電所事故や、SDGsが多くの国で叫ばれるように、より持続可能な未来を思い描くようになりました。

私たちが住む地球の資源は無限ではなかった。

しかし、私たちがキャンバスやウィンドウの中に何を描こうかは自由です。原子力というものが鉄腕アトムやゴジラなど様々なサブカルチャーを生み出してきたように私たちの想像力の源泉になってきたのは確かにそうでした。

津城野は幼少時代に垣間見た”あったかもしれない未来”を描き続けます。

この機会に是非ご高覧ください。

アトリエ三月 原康浩

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1984/09 神戸市生まれ(現在大阪在住)

2006/02 2006・ZERO展 大阪市長賞(大阪市立美術館)

2006/12 個展(ギャラリー風雅)

2007/02 2007・ZERO展 松井正賞(大阪市立美術館)

2007/03 大阪芸術大学 美術学科卒業 

2007/04 雑誌「212.mag」の東京特集号「03.mag」表紙担当

2008/09 GEISAI#11 (東京ビックサイト)

2013/04 エディトリアル・デパートメント刊「スペクテイター」掲載

2014/01 2人展「とまりぎと宇宙船」(ギャラリーwks.)

2015/05 個展「車掌少年の小部屋」(SUNABAギャラリー)

2018/09 UNKOWN ASIA 2018

2019/10 UNKOWN ASIA 2019 正木利和賞

2020/01 大阪アンデパンダン(アトリエ三月)

2020/07 西東社「私の家、すごいんです。いきものやばいすみか図鑑」掲載

2021/05 個展(アトリエ三月)


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