生きるという意味は?
日本各地で梅雨入りが始まり、日本中が潤いに包まれる季節となりましたね。
一年も半分が過ぎようとし、あっという間に「今」が過ぎ去り、新しい「今」がやってきます。
皆さんは「生きる」ことをしっかり噛み締めていますか?
なんとなく呼吸をして、先のことばかり考えていても、次の「今」はやってきます。
でも、次の「今」の迎え方を変えるだけで、
「生きる」という塗り絵のページが
色鮮やかになっていきます。
たとえば。
先ほど通過した一分間にした「呼吸」はどんな呼吸でしたか?息を吸って吐いた、と心から噛み締めましたが?
先ほど過ぎ去った一分間の最中に未来のことだけをイメージしていましたが?不安や心配、文句をイメージしませんでしたか?
誰かと会話をした時、文章の冒頭につける言葉に「でも、だって、いや」をつけませんでしたか?最後の単語はなんでしたか?
ふと立ち止まって、少し前の自分の感情や考え、行動を思い出してみてください。記憶にありますか?
お腹が空いたから、その欲求を満たすためだけに食事をしていませんか?
口に入れた時、素材の味、調味料の味、分析している暇はありますか?
家族や仲間と会話をするとき、自分の口から発する言葉をしっかり噛み締めてから、言葉にして話していますか?
目の前の景色を覚えていますか?
匂い、音、すべて感じていますか?
生きるとは、しっかりと、「今、この瞬間に集中する」ということです。
もし、色鮮やかな記憶がすぐにイメージできなければ、なければ、あなたはモノクロの
時間をただ無駄に過ごしてしまったと言えます。
心にもない行動をしてしまっていたかもしれません。
物を雑に扱っていたかもしれません。
今、この瞬間に集中した時、間違いなく「優しい氣持ち」になります。
冷静になれます。自分の感情をしっかりと感じられます。よく噛みます。危険を回避します。
感謝の氣持ちが溢れます。
自分の呼吸の音や、目に入ってくる美しい景色、口に広がる美味しい材料の道のり・・・
今をしっかり噛み締めて生きると、あっという間に過ぎ去る一分間が、色鮮やかに変わっていきます。
すると、次の一分間も美しいものになり、それがずっと続いていくはずです。
自分がどれほど恵まれているか、本当はとても幸せで満たされている毎日であることに、心から氣付くはずです。
まずは呼吸から意識してみませんか?
生きるとは、先へ急ぐのではなく、
今この瞬間をしっかりと堪能するだけです。