ケネス・アンガー
2021.05.17 06:00
(アップリンクのフライヤーより)
アップリンク渋谷で不定期上映していた『マジック・ランタン・サイクル HDリマスター』をみてきた。
呪術的、悪魔的な儀式をイメージさせる鮮烈な映像は、現代改めてみても非常に刺激的だ。時代性を考慮すると凄い先取りしている。
デビュー作である「花火」(1947年)でのスキャンダラスな映像と自身の逮捕。ひたすらバイクを磨く男たち「K.K.K. Kustom Kar Kommandos」(1965)は衣装やアクセサリー類のディティールに注目しても面白い。「ルシファー・ライジング」(1970-80)の神秘的なイメージは内容も面白いが、様々な撮影手法や編集手法を駆使している点にも注目したい。
AとBの両プログラムは何方も良かった。
これがアップリンク渋谷でみる最後の映画になりました。本作品は、アップリンク吉祥寺で上映されています。