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物とは何か?

2021.05.18 22:58

養老先生の話の中で物とは何か? 


という質問をしている動画がありました。答えは五感の全てに訴える性質を持った対象だと定義していました。

なるほどなぁ〜という気持ちになります。定義する言葉がわかると、物という存在自体が鮮明になってきます。 物を認識しているのは私達であって物そのものではないという考え方にもなります。

私たちが認識するから物が存在する訳ですから、もし、目の前に壁があっても、触れることができずに幽霊のように通り過ぎてしまったらどうでしょう? 

壁はあっても物としては認識していないことになるのだろうと思います。物の存在というのは私たちの五感によって作られていると言っても過言ではないわけです。 


特に視覚や触覚は物の存在を明確にする五感の一つです。

物は五感によって作られるという考え方をすると世界が飛躍的に発展するのではないかと思います。 そして東洋医学を理解する為にとても大事な考え方だと思います。


ここで疑問もあります。宇宙を眺めると星がありますが、触れることも臭いを嗅ぐことも、耳で聞くこともできません。目で確認できるだけです。月に人類は到達しましたが、火星には人は行ってない。

銀河は見えても人工物が銀河まで行ってない。 

なのにあると思っています。なぜなら見えるのだから仕方がないと思っているのではないかと思います。 観測について詳しくはないのでわかりませんが、電波であったり、赤外線であったりを照射して、信号を捉えてあるとしているだけにすぎません。人間の五感では感じとられた歴史はない訳です。


一つの感覚だけで決定して良いのでしょうか?

そう考えると世界が広がります。 

宇宙の話しだけではありません。 もっと身近な話しとして、私の目の前にはディスプレイがありディスプレイの向こう側を遮っています。

つまり向こう側は見えないし触れることができません。 もしかするとディスプレイの向こう側は何もない空洞かもしれません。


もちろん、私のディスプレイの向こう側にはプリンターがあって、配線もあることは知っています。 知っているから、ディスプレイの向こう側には何があるかを予測できています。しかし、それは単なる記憶であり、向こう側は見ることも触ることもできない世界となる訳です。 


まぁ完全な屁理屈なんですけどね。 

でも、この考え方は経絡や穴を理解する上で必要な考え方だと思っています。