Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

旅のチカラ、旅のカケラ

ミャンマーのヤンキー列伝

2008.03.04 14:18


名前はジョイ。イングリッシュネームだとおどける。

彼はここミャンマーのコートーンで、

悪どもを束ねるヤンキーのヘッド。

自らをミャンマーのマフィアだと吹いている。


道行く観光客を見つけては、

「ジュースを買ってきてやる」

「両替はこっちだ」

「寺まで案内する」

と、大勢で取り巻いては、マージンをねだる。

何かにつけ「20バーツよこせ」が彼らの口癖だ。

風貌はまさにカラーギャング。でも、

ミャンマー語、タイ語、英語、

そしてカタコトの日本語まで話す。

ただのヤンキーではなく、彼らは非常に頭がいい。

そんな彼らとなぜか馬が合ってしまった。


「コーラがほしいんだ」(KAZ)

「OK。でもKAZが買えば20バーツ、俺たちが買えば10バーツさ」(ジョイ)

あいにく20バーツ札しかなかったのでそれを手渡すと、

バイクで走り去り、3本のコーラを持って帰ってきた。

「お釣りは俺たちの分。いいだろ、同じ20バーツなんだから」(ジョイ)

クレバーな奴らめ(笑


「この近くに郵便局はあるかい?」(KAZ)

「あるよ」(ジョイ)

「案内してよ」(KAZ)

「じゃあ遠いから、ビールをおごってくれよ」(ジョイ)

「ああ、ちゃんと案内したらな」(KAZ)

16歳にして酒、タバコ、クスリを常習。

客との駆け引きも大人顔負けだ。


「ここだよ」(ジョイ)

「はぁ?」(KAZ)

案内されたのはすぐ隣にあった商店。

ここで切手とハガキが売っているという。


「俺があとからポストに入れてやるから」(ジョイ)

ものの10秒でビールをゲットした彼ら。

完全に向こうのペースだ。

そんな彼らでも、信頼は置けそうだ。

お金を渡しても、それを持って逃げないし、

なんだかんだと仕事をこなす。

こいつらと居れば逆に街歩きも安全かも。


ビールをおごったんだからと彼らと行動を供にし、街を徘徊。

あげくには、彼らのバイクにまたがり

結局郵便局へも連れていってもらった。


「また来いよ」と、握手を求めるジョイ。

「ああ、来年な(笑)」(KAZ)

桟橋から帰りのボートを見送ってくれた。

ミャンマーのヤンキーたちとの間に芽生えた不思議な友情。

言葉が通じないない分、心で分かり合えたのかも知れない。

とはいえ、100バーツ(360円)もおごらされてるけどね…。


↓ジョイのサングラスをぶんどって記念撮影