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カウンターカルチャーの脆弱性(補足)

2016.12.06 15:09

ジャックケルアックの『オンザロード』を代表とする文学運動ビートジェネレーションも、いわゆるカウンターカルチャーのひとつとされる。

ただ、訳者の青山南氏が確かあとがきにこんなようなことを書いていた。それは、ケルアック自身は「カウンターしよう」なんて全く思っていなかった、ということ。彼は権力に反抗しようなんてこれっぽちも思ってはおらず、社会が勝手にそう(カウンターとして)捉えただけのこと。かつ、政治やマスコミがそのように利用したに過ぎないということ。

たぶん現代でいえばSEALDsもカウンターカルチャーに入るだろう。この人たちも、最初のきっかけは特定秘密保護法に個別に反対していたに過ぎなかったが(つまり、法案に反対していたのであって反権力ではなかった)、当時の民主党や共産党に憑依あるいは乗っ取られ、あるいは利用された。(SEALDsもSEALDsで彼ら政治家を利用したと思っているだろうけど)

そして、結局のところ端から見れば「はいはい、いつもの反権力ね」というイメージが付与されてしまった。

もっとも、昔の学生運動と比べ、非暴力的な運動で、音楽やデザイン、SNSなどあらゆる手法を用いてデモを身近にさせたのは、大きな進歩だと思います。彼らの「主張」を否定する保守派論客は普通にいるにせよ、彼らが新しい形のデモを生み出したことまでをも否定しようとする論客は自らの主義主張思想に縛られた可哀想な人たちであると思う。