2019年11月会議一般質問
2019年11月会議一般質問です。行政の各計画をみていても、各課からあがってきたようなものを寄せ集めたものであり、どういう町の未来を描くのかが見えないために質問しました。基本となる総合計画の策定があるために、そこにかけて聞きました。
さらに、地域包括ケアシステムについても聞きました。
質問事項:第五次小値賀町総合計画の策定について
(1)現在の「第4次小値賀町総合計画」は平成26年度から令和5年度までの10年間の町の総合計画であるが、次期「第5次小値賀町総合計画」(令和6年度~令和16年度)策定まで、あと4年と迫っている。今後の社会情勢を鑑みると、大変重要で町の今後の指針を示す次期計画をどのように策定していく予定であるか。例えば、下記のように時間をかけて町民と共に練りあげる必要があると思うがどうか。
・令和2年度:社会情勢トレンドの把握と町の持つ資源の再確認
・令和3年度:10年後、30年後を見据えた町のあり方を提起
・令和4年度:住民協働型によるシナリオ作成
・令和5年度:各シナリオを統合した計画策定
(2)地区別に分けて、まちづくり協議会などを立ち上げ、より身近な課題として創りあげていくべきではないか。
(3)人口減少や経済縮小という流れの中で、町の30年後をどのように描くかは、今後の子ども世代にとってもとても大事なことであるし、若い父母世代も不安に感じているところである。個別対処療法的な施策の積み上げだけでなく、長期スパンからの戦略的な施策を選択と集中によって実施していかなければならない。そのためにも、次期総合計画は、小値賀町にとって重要なターニングポイントとになるものと思われる。
町長が考える,長期スパンのシナリオを具体的に説明して欲しい。10年後、30年後はどのような小値賀町になっているべきなのか。SDGsやエコビレッジ、トランジションタウン、コンパクトシティといった明確な目標ビジョンを提起して町民と共に共有化していくべきではないか。
質問事項:地域包括ケアシステムの現状とあり方について
本町の人口ビジョン(H28.2)では、人口動態の3パターン予想が示されている。この傾向に基づくと、元気な高齢者や障がい者も含めて地域を支えるメンバーとして位置づけていくことがコミュニティ(地域共生社会)の存続にも必要である。また、フレイル予防のためには、食・運動・社会参加が必要とされ、積極的に社会参加していくことは高齢者の健康寿命を延ばし、幸福感を得るには大切なことである。
(1)既に本町でも地域包括支援システム構築ロードマップが提示されているが、2020年から充実期となっているが、その課題と評価はどうなっているか。地域ケア会議は積極的に開催されているか。介護分野だけでなく、住まいや健康管理センター、診療所や児童関係などとの連携が必要であるが、そのあたりは横断的な施策となっているか。
(2)行政だけでは地域包括ケアは進められない。地域住民の積極的な参加が必要であるが、生活支援コーディネーターやサポーターの育成はどうなっているか。高齢者人材センター構想は進んでいるか。
(3)スクエアステップ教室が盛んに地区で実施されていて、居場所になる可能性があると思われる。町内の空き家を各地区ごとに改修し、地域包括ケアシステム(地域共生社会)のセンターとして整備する予定はないか。