SWIFT | 走りとコスパはまさにストレスフリー
低燃費と安全性能がうれしい欧州を意識したデザインも魅力
コンパクトカー市場において、外せない人気モデルのひとつがスズキ・スイフト。H12年のデビュー時は低価格を前面に打ち出したクルマだったが、2代目モデルでデザインや走行性能などを刷新し、世界戦略車として大きな注目を浴び始めた。
現在4代目となるスイフトはマイナーチェンジを重ね、曲線美を用いたデザインで個性を演出するとともに、ガソリン、マイルドハイブリッド、ハイブリッドとユニットの選択肢も増えてるなどライバルと差別化。ハイブリッドモデルでは1リッターあたり23㎞(WLTCモード)の低燃費を達成している。
もちろん現行モデルも魅力的だが、中古車市場においてはリーズナブルさの光る先代モデルも目を離せないところ。性能的にもまだまだ現役感が強く、スポーティさが強調された走りももちろん健在。コストパフォーマンスの高さを考えれば、現行モデルとともに選択肢に入れておきたい。
スイフトを検討するなら、ぜひおすすめしたいのがスイフトスポーツ。多少予算はアップするが、燃費の良さやコンパクトながらスポーティな走りが楽しめることを考慮するとお買い得だと言えるだろう。MT車の支持率も高い。高速道路やコーナリングも安定し、通勤や街乗りからドライブまで楽しむことができる。季節もホットになる時期だからこそ、要チェックの一台となる。
▼スズキ スイフトスポーツ SPECIFICATION
全長×全幅×全高:3890×1695×1510㎜
車両重量:1060㎏
ホイールベース:2430㎜
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1586㏄
最高出力:136ps(100kW)/6900rpm
最大トルク:16.3kgf・m(160N・m)/4400rpm
JC08モード燃費:15.6km/L
サスペンション前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:195/45R17 81W
乗車定員:5名
※諸元は取材車両
▼スズキ スイフト(先代モデル)
相場価格
H23~H28年
25~149.8万円
(Mj-net調べ 2021年5月10日現在)
「スイフト」と「スイフトスポーツ」で相場は大きく二極化。スタンダードなスイフトが50万円以下のモノが中心であるのに対し、スイフトスポーツは70、80万円~となっている。
▼スズキ スイフト 変遷
H12年1月 初代スイフトがデビュー
H16年11月 2代目にモデルチェンジ
H22年11月 RJCカーオブザイヤー受賞
H23年11月 3代目にモデルチェンジ
H25年7月 マイナーチェンジをおこなうよりスポーティさを強調した
エクステリアに意匠変更。技術面にも改良が加わる
H26年9月 世界累計販売台数400万台を達成
H28年12月 4代目にモデルチェンジ
▼INTERIOR
シンプルでシックかつスポーティなデザイン
シックかつシンプルかつスポーティな印象の強いインパネまわりのデザイン。扱いやすさ、視認性の良さも問題なし。
▼ENGINE
スイフトスポーツには専用チューニングのユニット
スイフトスポーツに搭載されるのは専用チューニングを施した1.6Lエンジン。スイフトには1.2L直列4気筒エンジンを搭載。
▼UTILITY
ホールド性の高いシートでスポーツランにも対応
スイフトスポーツには、スポーティな走りにも対応するホールド性の高いスポーツシートを採用する。
▼RUNNING
爽快感バツグンのスポーティな走りが魅力
なんと言ってもスイフトの魅力は走りの良さ。とりわけスイフトスポーツのキビキビとしたスポーティな走りは爽快感バツグンだ。
▼EXTERIOR
スポーティさを前面に押し出したフォルム
ライバルメーカーのコンパクトカーとやや趣の異なるエクステリアデザイン。ホイールアーチを大胆に張り出すなど、重心が低く、スポーティさを前面に押し出したフォルムが大きな特徴。スイフトスポーツのルックスはより“走り”が強調されたモノになっている。